ホテトル嬢のミヤコと、幼い頃に心に傷を受けたサキコは、互いを気遣いながら一緒に暮らしている。ある日、一見の客・新谷とのセックスで初めてオルガズムを感じたミヤコは、以来、新谷とプライヴェートで会うようになり、サキコが骨折で入院している間に彼を部屋に引きずり込んでしまう。そんなミヤコに疎外感を感じるサキコ。だが、サキコの想いとは裏腹に、ミヤコは新谷との関係に半ば強引にサキコを巻き込もうとする。ところが、いざサキコと新谷が肉体関係を持つようになると、彼女は嫉妬で酒に溺れるようになるのだった。やがて、新谷がふたりの元から去って行った。しかし、そうして初めてミヤコはサキコに彼女への愛を告白することが叶う。漸く、素直に愛し合うことが出来るようになったふたり。だがそんな矢先、ミヤコが客に殺されてしまう。ひとり、ミヤコの火葬に立ち会ったサキコは、遺骨の中から彼女の喉仏を拾い上げる。