現代の台北。漢方薬店『大和漢薬鋪』の一人娘、シャオディエ(田中麗奈)は、まだ見ぬ故郷の日本に帰りたくて父親と喧嘩してばかり。ある日、時代劇の撮影用に作られた映画村へ勝手に入っていったところ、時空の交差点に出くわし、遠い昔の台湾にタイムスリップしてしまう。所変わり、洪水で飢饉になった故郷の村を救うため盗賊をする二人組の青年、ハイション(チェン・ボーリン)とアーゴウ(ホン・ティエンシャン)は、悪霊退治で酒代を稼いでいる百鶴道士と出会い、弟子となる。そこへシャオディエがやって来て、彼女を見たハイションは、シャオディエが“青醍子”だと思い込む。それは、金持ちだけを襲うことで有名な女義賊の名だった。シャオディエは戸惑いつつも、自分が過去に来てしまったことを悟り、成り行きから四人で旅を始めるのだった。