1991年、ミシガン州ブラナガン。エセル・アン(シャーリー・マクレーン)はアイルランドのジミーと名乗る青年から、ベルファストの丘で、エセルとテディという名が刻まれた指輪を発見したという電話を受ける。しかし指輪を送るという申し出をエセルは断る。彼女は最近、夫チャックを亡くしたが、その死を淡々と受け止めていた。1人娘のマリー(ネーヴ・キャンベル)はそんな母を責めるが、エセルは「私の人生は21歳で終わった」と言い放つ。マリーは両親の親友ジャック(クリストファー・プラマー)に何があったのか尋ねるが、過去を掘り返すなと忠告される。1941年、若き日のエセル(ミーシャ・バートン)は、航空学校に通うテディ(スティーヴン・アメル)と恋に落ちる。テディの友人、チャック(デイヴィッド・アルペイ)とジャック(グレゴリー・スミス)も美しい彼女に密かに惹かれていたが、テディとの友情のために2人の恋を応援した。テディは爆撃機に搭乗する日を控え、エセルのために建てた家にチャックとジャックを招き、もし自分が戦死したらどちらかにエセルの面倒を見てほしいと願い出る。ジャックは自分は恋多き男だからと辞退し、チャックがその約束を交わす。それから数日後、エセルとテディは挙式する。結婚指輪は、テディからもらった指輪にエセルが2人の名前を彫った指輪1つ。テディはその指輪を胸に戦地へ赴く。彼の乗った爆撃機は悪天候のため、ベルファスト上空から丘へ墜落する。遺体は発見されなかった。やがて帰還したチャックとジャックはエセルに頼まれ、テディの遺品を家の壁に封印した。しかし今、ジミーが指輪を届けに来ると、エセルは封印を解く決意をする。50年前、ジミーの祖母エレノア(ブレンダ・フリッカー)は、ジャックら米兵たちと毎夜ダンスに興じていた。そしてエレノアの旧友で元消防士のクィンラン(ピート・ポスルスウェイト)が墜落以来、この指輪を探し続けていた。エセルはテディの死の真相を知るため、ベルファストへ旅立つ。