香港警察の精鋭たちによって組織された、容疑者の監視と追跡を専門に行う刑事情報課・監視班に、新人の女性警官ホー・カーボー(ケイト・ツィ)が配属される。監視班リーダーのウォン・マンチン(サイモン・ヤム)は彼女を一人前の捜査官にするために厳しく指導する。そのころ、謎の強盗団による宝石店強盗が頻発していた。強盗団のリーダーは、18年前の強盗事件の主犯格で、警官を殺害して逃亡中のチャン・チョンサン(レオン・カーフェイ)だった。チャンは犯行現場には立ち会わず、ビルの屋上から部下に指示を出していた。行動情報分析班は監視カメラの映像から、強盗団の一味である太った男“ファットマン”の存在を確認する。監視班はファットマンの現れそうな場所の張り込みを始め、ホーが彼の潜伏先を突き止める。監視班のさらなる捜査で7名の容疑者が捜査線上に上り、次に計画している強盗の全貌が明らかになる。しかし、彼らのほかに別行動をするリーダーの存在を認め、その人物を“影の男”と呼び捜査を続ける。計画実行の日、強盗団は行動を開始するが、異様な気配に気づいたチャンは携帯電話で計画の中止を命じる。車で逃走する強盗団を攻撃班が追跡し、激しい銃撃戦を繰り広げるが、主要メンバーは逮捕できなかった。一方、監視班は携帯電話を逆探知し、影の男を追う。ホーは携帯のカメラで影の男の顔写真を撮影する。写真は分析班に転送され、指名手配中のチャンであることが判明する。ホーはチャンを追うが、チャンはパトロール中の警官を撃って逃走する。ホーは、追跡を続けろという本部の命令を無視して警官の救護に当たるが、警官は死亡し、チャンも取り逃がす。翌日、監視班全員に、新たに発生した子供の誘拐事件を捜査するよう命令が下る。しかし監視が手薄になった隙に、強盗団は宝石店を襲撃する。数日後、誘拐犯が使用した公衆電話を監視していたホーは、人混みの中にチャンを発見し、仲間の制止を振り切って追跡を開始する。