ウィンターバカンスを楽しもうと、ノルウェイの医大生8人が雄大な自然に抱かれた冬山を訪れる。ところが、そこは第二次大戦末期に悪逆非道の限りを尽くし、レジスタンスの反撃にあって果てたナチス兵団が眠る忌まわしい“禁断の土地”であった。山小屋の床下から偶然、ナチの隠し財宝を発見した学生たちは、軽い出来心でそれらを着服してしまう。その瞬間、地獄の釜の蓋が開き、凍土の中からナチス兵団が冷凍ゾムビとなって甦ってきた。ひとり、またひとりと無残に引き裂かれていく若者たち。だが、変わり果てた仲間の死体を前に、生き残った者の怒りが遂に爆発。我が身の傷口を自ら縫い上げ、決死の復讐戦が幕を開けた。手には斧やハンマー、唸りを上げるチェインソウを持ち、さらにはマシンガンを装着した特製スノウモービルを駆って、学生たちは黄泉の国から舞い戻った悪鬼を片っ端から粉砕していく。果てしなく続く殺戮の嵐。白銀の世界は今、深紅の鮮血で塗り潰されようとしていた……。