ヴァンパイアとの永年にわたる壮絶な戦いを経て、人類は高い防壁で覆われた都市で暮らしていた。そこでは神への信仰が絶対とされ“教会”の下僕である司祭たちが住民を実質的に支配していた。ヴァンパイアたちとの戦いに勝利し、生き残った“伝説の戦士”プリースト(ポール・ベタニー)は、ある日ヒックス(カム・ジガンデー)という青年から、都市の外で暮らすプリーストの兄家族が、死に絶えたと思われていたヴァンパイアによって襲われ、姪ルーシー(リリー・コリンズ)が連れ去られたことを知る。ルーシーのボーイフレンドであるヒックスは以前ルーシーからプリーストの事を聞き、助けを求めに来たのだ。プリーストは新たに人類に危機が迫っていると感じ、教会へ報告するが、司祭たちは「ヴァンパイアは死に絶えた」と反論、街の外への捜索も禁止されてしまう。だがプリーストは戒律を破り、ヒックスとともにルーシー救出のため、危険な外の世界へと飛び出していく。ヴァンパイアたちの巣窟を発見した彼は、潜んでいた無数のヴァンパイアたちとの人類の存亡を懸けた戦いに直面する……。