1932年、キャスリン・ハップバーンがアカデミー賞をとった「勝利の朝」の再映画化。田舎出の演劇少女がブロードウェイの女優となるまでの物語で、「ピクニック」「蜘蛛の巣」のスーザン・ストラスバーグが主演、「十二人の怒れる男」で好評のシドニー・ルメットが監督する。ゾー・エイキンスの戯曲から「ラプソディー」のルス及びオーガスタス・ゲーツ夫妻が脚色、撮影「誇りと情熱」のフランツ・プラナーとモーリス・ハーツバンド。撮影は総て現地ブロードウェイで行われ、セットも紐育のプロダクション・センターで撮影されたという。純然たる紐育製映画である。音楽はアレックス・ノース。主演はストラスバーグの他「胸に輝く星」のヘンリー・フォンダ、「しのび逢い」のジョン・グリーンウッド、「白昼の決闘」のハーバート・マーシャル、舞台出の新人クリストファー・プラマー等。他の100人にあまる出演者たちもブロードウェイの人々が使われている。製作スチュアート・ミラー。