2013年3月にリリースされた乃木坂46の5thシングル『君の名は希望』のミュージックビデオで、乃木坂46全メンバーに敢行された嘘の劇中オーディションに勝ち抜いた秋元真夏、生田絵梨花、橋本奈々未。山下監督はそんな彼女たちにインスパイアされ、大橋裕之の連作短編映画『シティライツ』を原作に映画制作を進めていたが、「この脚本でも撮りつつ、この映画を撮っているというメイキング風ドキュメンタリーも掛け合わせた一本の映画」というコンセプトを提案。どこまでが嘘でどこまでが本当なのか。3人が超能力とUFOを真剣に研究する女子高生を演じる“青春映画”でありながら、同時に彼女たちがアイドルから女優へと成長する様子を切り取った“アイドル映画”でもある本作。フェイクから始まった映画は、3人のアイドルの“リアル”と“嘘”を映し出していく……。