大学受験を控えた平凡な高校三年生・葉山タカシ(村上虹郎)は、ある日彼の前に現れた少女・織部あずさ(早見あかり)に恋をする。デートを重ねていく二人だったが、ある時、あずさはタカシに不思議な告白をする。「私に会った人たちは全員、数時間後には私の記憶が消えているの。ただ理由もなく私のことだけが記憶から消えているの……」そんな馬鹿げた話を信じるはずもないタカシだったが、ふとしたときに、あずさのことを忘れていることに気付く。昨日、自分は誰と会っていたのか。今日これからデートする相手は誰だったか……。そんな中、あずさと会った日の出来事や、デートの約束などを細かくメモに書き留め、自分だけは絶対あずさを忘れないとタカシは奮闘するのだが……。