神戸在住のあかり(田中幸恵)、桜子(菊池葉月)、 芙美(三原麻衣子)、純(川村りら)の4人は、30代後半を迎えた親友同士。桜子と純は中学からの付き合いであるものの、あかりと芙美は30歳を超えてから知り合った。久々に集まり、近々旅行しようと相談し合う4人。屈託なく話す一方で、それぞれ親友にも話せない悩みや不安があった。専業主婦の桜子は最近同居し始めた姑との関係に気を遣う日々。アートセンターPORTOに勤めるキャリアウーマンの芙美は、編集者の夫と表向きは仲が良いが、夫との間に言いようのない不安を感じていた。バツイチの看護師あかりは多忙な毎日を過ごし、病院で知り合った男性からアプローチされても恋愛する気になれない。ある日、4人はPORTOで開催されたアーティスト鵜飼によるワークショップに参加し、打ち上げに流れていく。その席で純は、1年近く離婚協議をしていると告白。戸惑いを感じる3人。やがて3人もまた人生を大きく揺るがす局面を迎える。