横浜港署捜査課のタカこと鷹山敏樹(舘ひろし)とユージこと大下勇次(柴田恭兵)の両刑事は定年退職を5日後に控え、同課課長となった町田透(仲村トオル)の心配をよそに銀星会の残党で今では新興やくざ・闘竜会の幹部である伊能を追い彼が仕切るブラックマーケットに踏み込む。そして二人の友人であるかつて少年課に勤めていた神奈川県警重要物保管所所長・真山薫(浅野温子)は、IT企業社長との結婚を決め浮かれていた。そんな中伊能が殺され、各国マフィアの危うい均衡が崩れてしまう。タカとユージはキョウイチ・ガルシア(吉川晃司)率いる中南米の犯罪組織BOBに目をつける。あらゆる犯罪に手を染め獰猛なまでの力で抗争相手を壊滅させてきた彼らが、ついに横浜に進出してきた。かつて自分が更生させた元不良グループのリーダー川澄(吉沢亮)がこの事件に関与していることを知ったユージが動き出す一方、タカの恋人・夏海(菜々緒)がアメリカ領事館に務めていた頃にガルシアと接点を持っていたことが判明する。BOBは押収された危険ドラッグを奪い返そうと港署重要物保管庫を襲撃。事件が拡がりを見せる中、タカとユージはかつてない凶悪な敵を相手に刑事人生最後の闘いに向かっていく。