職を探していたジャン(タハール・ラヒム)は、偶然、写真家ステファン(オリヴィエ・グルメ)のアシスタントとなる。ジャンは銀メッキを施した金属板に像を写すダゲレオタイプの不思議さに魅了されていき、また、モデルを務めるステファンの娘マリー(コンスタンス・ルソー)に思いを寄せていった。ダゲレオタイプは長い時間露光させる必要があり、その間被写体を動かしてはならないため、マリーをダゲレオタイプで撮影する際には彼女を器具に固定させていた。芸術性を追い求める一方でマリーと同じくダゲレオタイプのモデルを務め自殺した妻ドゥニーズの幻影におびえるステファン。拘束を余儀なくされる撮影から解放され自分の人生を掴みたいマリー。ジャンはマリーがドゥニーズと同じ道を歩ませまいと、彼女を連れ出そうとするが……。