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ニッポン国VS泉南石綿村

  • にっぽんこくばーさすせんなんいしわたむら
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  • SENNAN ASBESTOS DISASTER
  • 平均評点

    81.6点(98人)

  • 観たひと

    132

  • 観たいひと

    20

  • レビューの数

    39

基本情報

ジャンル ドキュメンタリー / 社会派
製作国 日本
製作年 2017
公開年月日 2018/3/10
上映時間 215分
製作会社 疾走プロダクション
配給 疾走プロダクション(配給協力:太秦)
レイティング
アスペクト比 16:9
カラー/サイズ カラー
メディアタイプ ビデオ 他
音声
上映フォーマット デジタル

スタッフ

監督原一男 
構成小林佐智子 
製作小林佐智子 
制作島野千尋 
撮影原一男 
音楽柳下美恵 
整音小川武 
編集秦岳志 

キャスト

(C)疾走プロダクション

解説

「ゆきゆきて、神軍」の原一男が、大阪・泉南アスベスト国賠訴訟に8年間密着したドキュメンタリー。2006年、泉南地域の石綿工場の元労働者とその家族が国を訴えた。国は70年前から石綿の健康被害を把握していたにもかかわらず、対策を怠っていたのだ。2017年釜山国際映画祭最優秀ドキュメンタリー賞受賞、2017年山形国際ドキュメンタリー映画祭市民賞受賞、2017年東京フィルメックス正式出品作品。2018年2月3日よりイオンシネマりんくう泉南にて先行公開。

あらすじ

2006年、大阪・泉南地域の石綿(アスベスト)工場の元労働者とその家族が損害賠償を求め、国を相手に訴訟を起こす。泉南は明治の終わりから石綿産業で栄え、最盛期は200以上の工場が密集し“石綿村”と呼ばれていた。石綿は肺に吸い込むと長い潜伏期間を経て、肺ガンや中皮腫を発症する。国は70年前から調査を行い、健康被害を把握していたにもかかわらず、経済発展を優先し規制や対策を怠っていた。その結果、原告の多くは肺を患い、発症に怯えて暮らしていた。本作は8年にわたり、弁護団の活動や、自らも石綿工場を経営していた『市民の会』の柚岡一禎の調査に同行し、裁判闘争や原告らの人間模様を記録した。原告の多くは地方出身者や在日朝鮮人で、劣悪な労働条件の下、対策も知らされぬまま働いていた。彼らは裁判に勝ってささやかな幸せを願うばかりだったが、国は控訴を繰り返し、長引く裁判によって彼らの身体は蝕まれていく……。

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