余命1年を宣告された美雪(中条あやみ)は、残り少ない時間の中で、両親が出会ったフィンランドでオーロラを見ること、そして人生で初めての恋をすることを夢に描いていた。ある日、美雪はひったくりに遭ったところ、悠輔(登坂広臣)という青年に助けられる。悠輔は男手ひとつで兄弟を育てながらガラス工芸家を目指しているが、働く店が危機に陥っていた。それを知った美雪は、100万円出す代わりに1ヶ月の間恋人になってほしいと持ちかける。そして、一緒にお弁当を食べたり、水族館でデートをしたりと、ノートに書き出した恋人としたいことを叶え、生まれて初めての恋をする美雪。戸惑いながら始まった二人の関係だったが、美雪の無邪気さや前向きなところに触れていくうちに、悠輔の中で少しずつ変化が生まれていった。しかし時は刻一刻と過ぎ……。