浜中なつめ(吉岡里帆)は警察学校卒業式の夜、過失により弟を事故死させてしまい、その事故が原因で自らも視力を失ってしまう。警察官の道を諦め、事故から3年経った今でも弟の死を乗り越えられずにいた。そんな中、なつめは車の接触事故に遭遇し、車中から助けを求める少女の声を耳にする。なつめは誘拐事件の可能性があると訴え、視覚以外の感覚から感じ取った目撃情報を警察に提示するが、警察は目の見えない彼女を目撃者としてみなさず、捜査は打ち切りに。それでも少女を救おうとして、なつめは事故現場で車に接触したスケボー少年・国崎春馬(高杉真宙)を探し出し、懸命に捜査。やがて女子高生失踪に結びつき、連続誘拐事件が明らかになっていくが、真相に近づこうとする彼らに猟奇的殺人犯の魔の手が迫る……。