2020年に急逝した三浦春馬が、薩摩藩士・明治政府役人を経て商都・大阪の基礎を作った実業家・五代友厚を演じた歴史群像劇。攘夷か開国か、国が揺れ動く中、五代は世界に目を向け、誰もが夢見ることのできる国をつくるため坂本龍馬ら盟友たちと志を共にする。天外者(てんがらもん)とは、鹿児島の方言で“すごい才能の持ち主”のこと。五代の盟友・坂本龍馬を「ひるなかの流星」の三浦翔平が、後に三菱財閥を築く岩崎弥太郎をミュージシャンの西川貴教が、伊藤博文を「小さな恋のうた」の森永悠希が演じる。「利久にたずねよ」「海難1890」の田中光敏監督と脚本家・小松江里子が再び組み、近代日本の夜明けと大いなる目標に向かう偉人たちの青春を描く。