1968年、失恋した23歳のポール・サルツマン監督は、心の傷を癒しに北インドのガンジス川のほとりにあるマハリシ・マヘーシュ・ヨーギーのアシュラム(僧院)を訪ねる。そこで思いがけず、世界的ロックバンド、ザ・ビートルズのジョン、ポール、ジョージ、リンゴの4人と出会う。通称『ホワイト・アルバム』と呼ばれる名盤『ザ・ビートルズ』の楽曲が多く生まれたインド滞在期のビートルズとともに瞑想を学びながら、その奇跡の8日間をカメラに収めた。その50年後、サルツマンはビートルズ研究の第一人者で歴史家のマーク・ルイソンとともにインドを再訪する。本物の“バンガロウ・ビル”との出会いや、ミア・ファローの妹プルーデンスに捧げられた『ディア・プルーデンス』の誕生秘話、ジョージの元妻パティ・ボイドなど当時のメンバーのパートナーたちをはじめ、ビーチ・ボーイズのマイク・ラヴやドノヴァン、俳優のミア・ファローも登場する。