「――この事故で……伊原美雪さんが死亡しました……」聞き覚えのある名前を耳にした映像ディレクター・倉沢比呂子(橋本環奈)は、かつての同僚・伊原直人(重岡大毅)をふと思い出す。美雪は直人の妻であった。その後、美雪(ファーストサマーウイカ)の葬式で直人と再会したことをきっかけに、比呂子の周囲で次々と不気味な出来事が起こり始める。過去にも同じ経験をしていた比呂子は、その恐ろしい現象の根源を探るため伊原家へと向かう。そこで目撃したのは、母親にもう一度会いたい一心で呪文を唱える息子の春翔と、それに呼応するかのように蠢く土の山だった。やがて庭から蘇った“美雪”が、比呂子と直人に襲いかかる……。