出産を控え、夫のヒョンス(イ・ソンギュン)と幸せな結婚生活を送るスジン(チョン・ユミ)。ある夜、スジンの隣で眠っていたヒョンスが突然起き上がり“誰か入ってきた”と呟く。それに呼応するかのように、家を覆い尽くす不穏な気配。翌朝、下の階に越してきた住人から、“明け方の騒音が1週間も続いて、我慢できない”と相談されるが、全く身に覚えがなかった。仄かな違和感を覚えながら夜を迎えたその日から、眠りにつく度にヒョンスは人が変わったように奇行を繰り返し始める。頬を掻きむしる、生魚を丸呑みする、窓から身を乗り出す……。その異常行動は日を追う毎にエスカレート。得体の知れない“それ”に恐怖を感じ、怯えながら夜を過ごす夫婦は、睡眠クリニックの受診を決意するが、スジンの母から超自然的な力に頼るべきだと、巫女から手に入れた御札を渡される。果たして “それ”は医学で克服できるものなのか、それとも……。