演技という名のスペクタクル

若手演技派女優である、河合優実と伊東蒼のすさまじい演技の競演。
ただただすごい。そして唖然。
伊東のセリフ回しの場面は、ロングで表情が見えにくいショット。
かたや、河合のセリフ場面では、ドアップで大画面、こんなアップ見たことないぞショットである。大九監督の実験映像を見せられているようだ。でも、この二つの長セリフ場面は、ひょっとしたら歴史上にのこるのではと思わせるくらいのクォリティである。まさにスリリングで一瞬でも聞き逃せない名場面。
この二人の名シーンのために、物語が奉仕させられている。
なんか、天才女優たちのとっておきのセリフ回しライブを観戦しているみたいだ。
いいものを見せてもらった。
映画のあと、YouTubeで「初恋クレイジー」を聞いて、この楽曲が入っているスピッツのアルバムのレンタル申込みした。