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鑑賞日 2025/03/18  登録日 2025/03/26  評点 60点 

鑑賞方法 映画館/東京都/ユーロスペース 
3D/字幕 -/-
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逃走こそ闘争

東アジア反日武装戦線のメンバーで連続企業爆破事件を起こした桐島聡を描いたサスペンス。
49年逃げとおし、去年の1月に癌で亡くなっている。
なので、ニュースとしては覚えていますが、私の子供の頃の話のため、あまり関心が持てなかったです。

本作はその最後の4日間から、過去を振り返り逃走を描く。
現代は監視カメラなど情報網が発達しているので、そんなに長く逃げれるとは思いません。
しかし、老けて指名手配の写真と変わっては、もうほぼ逃げれると思いました。

本作は逃走こそ闘争と、桐島のイデオロギーについて語っていると思います。
ただ、これが分かりにくい。
何十年も逃げていて、考えが変わらなかったのだろうか。
本作で出会う人間は創作でしょうが、それなりに人付き合いがあれば、考えが変わってもおかしくないと思いました。

本作は演劇向きのような感じがします。
桐島聡の死から一年ちょっとで公開というスピード感はありましたが、あまり興味を惹く内容ではない。
事実ではなく真実のため、桐島聡を肯定しているようにも思いました。