アメリカ旅行

修学旅行中の女子高生が、流れに身をまかせてアメリカを渡り歩く、恐らく、社会派ドラマ。
恐らくというのは内容がわかりづらいため。
いろんなエピソードが何かのメタファーだと思うのですが、私のアメリカの知識が乏しいことより理解に自信がありません。
しかし、内容的にはなんとなく面白いと思う作品でした。

オープニングロールで主演のタリア・ライダーmeet複数の人名となっていた。
変わったキャスト紹介と思っていたら、タリア・ライダーが演じるリリアンがエピソードと共にいろんな人と出会うという内容になっている。
最初は銃社会についてと思うのですが、あとはマイノリティーとかアメリカの社会問題についてリリアンが直面していると思いました。
しかし、それについてリリアンが何か考えることがないのが惜しいところです。

予告編で監督をニューヨークインディーズ界鬼才と紹介されていた。
タリア・ライダーの狙ったようなカメラ目線など、独特のカメラワークが面白い。
16mmフィルムによるざらついた質感が良い。
私としては好みのタイプの作品ですが、わかりづらいところが難点という作品でした。