ちゃんと子供向けを貫いてて良かったけれど、私は対象年齢じゃないのでちょっと食傷するところもあり。まあこれは、私に向けた映画じゃないのでとやかく言うところじゃないですね。
忍術学園でみんなに慕われている土井先生が、近隣の忍者に果し合いを申し込まれ、応戦している途中で行方不明になる。
そうさせた忍者の組の若頭が責任を取ってその旨を報告し、先生が見つかるまで学園で生徒たちの面倒を見ると申し出るが、その間捜索ははかどらず、やっと見つけたと思ったら土井先生は敵方で軍師になっていた。土井先生に何が起こったのか、忍術学園は土井先生を取り戻せるのかという話。
忍たまだからか、子供向けだから手加減してるのか、殺伐とした題材やシーンでもほのぼのさせる演出だけど、もともと時代考証にはすごく厳しい作品なので、危機を脱する方法ももう少し子供だましじゃないものにして欲しかったなあ。
感動のシーンで、それをする意図は分かるけどわざとらしすぎて少し興が冷めてしまった。それを差し置いても面白かったですが。
でも、戦のシーンの彼岸花と藁人形の演出がすごく良かったから、そっちの方でももう少し何か見せようがあったんじゃないかと思ってしまう。
メインキャラしか知らない私でも話の筋が分かる上に、マニアな人たちも満足するように各脇キャラもみんな見せ場があって、多人数を配置した上で全員お話に活かす手腕はお見事でした。
ラストで多分５年生と思われる先輩たちがめちゃくちゃ跳ねてたのがすごい印象深い。
しかしここは１年生と６年生の体格差すごいけど、１学年を何年間やるんでしょうね…。
もしくは入学開始年齢が遅いのか。