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鑑賞日 2025/04/15  登録日 2025/04/15  評点 80点 

鑑賞方法 映画館/神奈川県/kino cinema 横浜みなとみらい 
3D/字幕 -/字幕
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売るものはありません

麻薬カルテルランドのボスが逃亡と若いころの最大の夢であった性転換と言う今までにないストーリーをミュージカル仕立てで制作したユニークかつ内容も素晴らしい映画でした。
エンドクレジットを見て驚いた。麻薬王のマニタスと性転換後のエミリア・ペレスがカルラ・ソフィア・ガスコンの二役。家に帰り調べてみたら、彼?彼女?自身がトランスジェンダー俳優とのこと。俳優としては、本映画でも女優賞を受賞しているので女優が本業なのでしょうか。映画でも妻ジェシイ(セラーナ・ゴメス)との間に二人の子供をもうけているが、実際にも娘がある男性機能を持つトランスジェンダーのようです。
あまりにもマニタスの男臭さからの変化がすごかった。
マニタスの希望を叶え、性転換の医者の紹介やスイスへの逃亡を助ける、悪徳?弁護士のリタ(ゾーイ・サルダナ)も相当なやり手の悪役ぶりでした。
スイスから帰国し名前もエミリア・ペレスと名乗り、昔自分も行ったであろう殺人・死体遺棄の不明者を探す慈善事業で社会に恩を返す。その過程で有力者を集めてのパーティーでのミュージカル仕立ての場面は最高でした。
終盤まではもっと高い評価だったが、「そう締めますか?」の終わり方でちょっと評価を下げました。
新しい男を見つけたジェシイが二人の子供を連れて家を出るが、相手の男を殺しまたジェシイに与えた3000万(ドル?ペソ?)の預金を凍結するせこさ。それを恨んだジェシイが誘拐し、銃撃戦の挙句車で転落・炎上死。
ここのミュージカル仕立ては無かった。