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拳と祈り ー袴田巖の生涯ー
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このドキュメンタリーの最後の最後に再審無罪判決があったわけです。 その判決について検察のトップである畝本直美検事総長は 「多くの問題を含む到底承服できないものであり 控訴して上級審の判断を仰ぐべき内容である」 とする談話を発表しています。 これが今に至るまでの検察の態度であり立場なんでしょう。 自分たちが悪かったと認めていないんです。 一方で控訴はせず、「刑事司法の一翼を担う検察として申し訳なく思う」とした。 これはもう袴田さんが高齢であり 長年服役していたゆえに 『このくらいで勘弁してやるよ』っていう意味合いなんじゃないですか? 私はそんな風に思います。 この作品を観て、袴田さんの姿を観て欲しい。 彼がどんな事を語っているのかを観て欲しい。 これが希望を失わなかっった男の姿なんだろうか? 私には絶望に直面して、ゆえに現実を逃避した男の姿に見えました。 彼が履くことのできない服を証拠として 有罪判決に持ち込んだ警察と検察。 その罪は重い。 このような戦いが日本だけではなくアメリカでもあった事を今回知り 人々を容易に謂れなき罪に落とす事の出来る権力組織に怖さを感じます。 その組織内にいる人たちにはくれぐれも その権力を実行する時には間違いのない正義を実行してほしいと思います。
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