【子供は守るべきものであり 決して危害を加えてはいけない】
子供の持つ《無邪気さの中の残酷性》に着眼し、その強烈なワンアイデア/ワンコンセプトを抽出強調した作品。
冒頭の実録映像で[子供の受難]を先ず明確化する事で『子供は守るべきものであり 決して危害を加えてはいけない』とゆうルールを刷り込む。 ~それは、子供殺害の直接描写が 映画倫理的に表現困難である事の隠喩でもある。
後半部での女性の狂いっぷりや 体内(胎内)にも子供がいる妊婦とゆう設定等、光る箇所は多々有るものの もっと焦燥/恐怖/葛藤と倫理の根底からの揺さ振りが欲しかったところか。 結局の所、着眼や主題は素晴らしいのだが その描写が下手な為 せっかくの光る素材を活かし切れていないのは残念。 愛あるリメイクを望む。
《DVD観賞》