グラディエーター

ぐらでぃえーたー|Gladiator|Gladiator

グラディエーター

レビューの数

120

平均評点

78.4(1055人)

観たひと

1681

観たいひと

73

TM & (C) 2000 DREAMWORKS LLC AND UNIVERSAL STUDIOS

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル 歴史劇
製作国 アメリカ
製作年 2000
公開年月日 2000/6/17
上映時間 155分
製作会社 ダグラス・ウィック・プロ作品(ユニヴァーサル映画=ドリームワークス提供/製作協力*スコット-フリー・プロ)
配給 UIP
レイティング 一般映画
カラー カラー/シネスコ
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
上映フォーマット 35mm
メディアタイプ フィルム
音声 ドルビーSRD/ドルビーSR/DTS

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

予告編 ▲ 閉じる▼ もっと見る

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

ローマ帝国の時代、将軍から剣闘士となった男の数奇な運命を描いた史劇スペクタクル大作。監督は「G.I.ジェーン」のリドリー・スコット。脚本は「アミスタッド」のデイヴィッド・フランゾーニ(原案も)と「永遠の愛に生きて」のウィリアム・ニコルソン、ジョン・ローガン。撮影はスコット製作のTVシリーズ『ハンガー』(V)のジョン・マシソン。音楽は「プリンス・オブ・エジプト」のハンス・ヅィマー。出演は「インサイダー」のラッセル・クロウ、「8mm」のホアキン・フェニックス、「ミッション・トゥ・マーズ」のコニー・ニールセン、「アミスタッド」のジャイモン・ハンスゥ、「バロン」のオリヴァー・リード(撮影終了直前に急死し、本作が遺作となった)、「許されざる者」のリチャード・ハリスほか。2024年10月11日より「グラディエーター 4Kデジタルリマスター」が2週間限定上映。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

西暦180年。ローマ帝国の治世。歴戦の勇士として名声を馳せる将軍マキシマス(ラッセル・クロウ)は、遠征先のゲルマニアの地で、時の皇帝マルクス・アウレリウス(リチャード・ハリス)から次期皇帝の座を託したいと要請を受ける。だが、これを知った野心家の皇帝の息子コモドゥス(ホアキン・フェニックス)は、老父をひそかに殺して自ら後継者を宣言、マキシマスは処刑を命じられた。処刑者の手を逃れたマキシマスだが、故郷に帰り着くと愛する妻と息子は惨殺されていた。絶望と極度の疲労の末に倒れた彼は、気づけば奴隷商人に捕らわれの身に。剣闘士を養成する奴隷商人プロキシモ(オリヴァー・リード)に買われたマキシマスだが、持ち前の技量で一躍剣闘士として頭角を現す。いっぽう、皇帝となったコモドゥスは元老院の反対を無視し、首都ローマの巨大コロシアムで剣闘試合を開催。プロキシモに連れられ、図らずもローマへ帰還したマキシマスは、死闘の果てに勝利をおさめ、仇敵たる皇帝コモドゥスと対面を果たす。その夜、かつて恋仲だったコモドゥスの姉の王女ルッシラ(コニー・ニールセン)の訪問を受けるマキシマス。コモドゥスはルッシラの息子ルシアスを亡き者にしようとしており、彼女はそれを阻止するため、彼に協力を求めたのだ。姉の裏切りを察知したコモドゥスは策を弄した末、コロシアムでマキシマスと直接対決。かくしてマキシマスはコモドゥスを倒し、自らも果てるのであった。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2000年7月下旬号

劇場公開映画批評:グラディエーター

外国映画紹介:グラディエーター

2000年6月下旬号

新作紹介:グラディエーター

2024/12/14

2024/12/18

65点

選択しない 
字幕


ホアキン・フェニックスのこと

ネタバレ

「ベンハー」のチャールトン・ヘストン、「スパルタカス」のカーク・ダグラス、そしてこの映画のラッセル・クロウと並べてみると、いかにもヒーローにふさわしい俳優たちである。歴史劇の英雄、西部劇のカウボーイ、犯罪ドラマでの敏腕警察官もよく似合う。一本すじの通った信念の男たちだ。

しかし、時代の流れが関連しているのかと思うが、コモドゥスを演じたホアキン・フェニックスによる陰影あるキャラクター造形が意外に鮮烈たった。
父のマルクス・オウルレリアス(リチャード・ハリス)に疎まれて、主人公(ラッセル・クロウ)への嫉妬と羨望が入り混じったアンビバレンツの感情に追い込まれる。そして姉ルッシラに禁断の愛をも注ぐ。
この人物の感情がよく書けた脚本だが、何よりもこの錯綜した性格を演じたホアキン・フェニックスが見事だった。彼はこの映画でアカデミー助演男優賞にノミネートされていたのだから、当時も評価を得ていたことが窺える。
ご贔屓の役者というわけではないのだが、巧いものは巧いと認めておきたい。彼の出演した作品を何本か見てきていて、この映画の出来栄えが私にはいちばん強く印象に残った。
権力を得ようとする野心と、権力を得たことによる傲慢さの陰に、優しさと酷薄さとを併存させたコンプレックスを湿り気のある暗さを伴って表現していた。こういう仕事を経て今日のホアキン・フェニックスは在るのだと改めて納得できる。

2024/12/14

2024/12/15

-点

レンタル/東京都/ゲオ 
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もっと早く見ればよかった

この時代を扱った歴史劇には何となく苦手意識があった。本作が数多くの賞に輝きスクリーンで見るチャンスは何度もあり、師から長期間、DVDを貸してもらっていたにもかかわらず未見のままだった。『カリギュラ』なんか若い頃、オンタイムで観ているんですけどね。あっ、今気がついた。逆にそれがいけなかったかも知れないって。

これは考証を楽しむ作品ではなく、その辺りはむしろ仕掛けを楽しむ作品ですね。ローマのコロッセオでの剣闘試合を見ながらようやくわかってくる。そこが自分の中で落ちると圧倒的な没入感に変わり最後まで一気に見せられました。

ラッセル・クロウが最高にいいですよね。地のご性格は別として結構好きな役者で折に触れて見てきたつもりだけどこの作品が一番良かった。四半世紀前の作品でこの頃が肉体的にも最も引き締まった時期だったのではないでしょうか?彼の表情ひとつにある時は感情を鼓舞され、ある時は涙させられました。

わかりやすいストーリーもまた秀逸ですね。皇帝から全服の信頼を得た将軍から一転して奴隷、奴隷から剣闘士へと目の離せない展開。もう一方で皇帝から息子としての愛情をかけられず、他者に皇位を奪われかねない不安、凡庸な才能への悩み、かなわぬ姉への思慕、民衆の移り気に翻弄される皇帝のたどる運命。感情移するキャラクターによっても見方の変わる作りとなっていて何回も見たくなる作りになっています。

いずれにしても時代を超えた教訓は、「大衆を味方につけろ」でしょう。この名セリフを発したプロキシモ。演じたオリバー・リードは本作が遺作となりました。名優の死が悼まれます。

2024/11/16

2024/12/01

85点

VOD/Amazonプライム・ビデオ 
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新作公開の予習。ラッセル・クロウがかっこよすぎ。復讐劇ではあるがどのキャラクタも愛すべき優しい映画だった。

2024/11/17

2024/11/27

90点

VOD 
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 昔々に観たことがある映画。卑怯な目にあって奴隷から剣闘士となった主人公が、復讐のためにローマ皇帝に立ち向かってゆくというストーリー。もう20年も前の映画だが、新作映画と言われてみても全く違和感はない。迫力はあるし、ストーリーにも没頭できるし、評価が高いだけのことはある。

2024/11/24

2024/11/24

80点

VOD/Amazonプライム・ビデオ/レンタル/テレビ 
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復讐劇としてのエモーショナルなストーリーと迫力満点のアクションシーンが絶妙に融合して2時間半の長さも感じさせないリドリー・スコット流石の一作。ラッセル・クロウ以下、ホアキン・フェニックスやコニー・ニールセンやリチャード・ハリス等、キャスティングもハマってる。程よくまとまってる分、物語に深みが足りない気もするけど、分かりやすい展開にしているのは好感持てるし、ラストは思わず泣けた。ハンス・ジマーの情感溢れる音楽も印象的。

2024/11/24

2024/11/24

90点

VOD/PlayStation Video/レンタル/スマホ 


やっぱり面白い

壮大、闘いを集めたエンタメ。
重厚で、熱い。
面白かった。