モンスターズ・インク

もんすたーずいんく|Monsters, Inc.|Monsters, Inc.

モンスターズ・インク

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レビューの数

67

平均評点

78.6(915人)

観たひと

1885

観たいひと

33

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル アニメーション / ファンタジー / ファミリー
製作国 アメリカ
製作年 2001
公開年月日 2002/3/2
上映時間 92分
製作会社 ピクサー・アニメーション・スタジオ
配給 ブエナ ビスタ インターナショナル
レイティング 一般映画
カラー カラー/ビスタ
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
上映フォーマット 35mm
メディアタイプ フィルム
音声 ドルビーSRD/DTS/SDDS

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

出演(声)ジョン・グッドマン ジェームズ・ピー・サリバン(声)
ビリー・クリスタル マイク・ワゾウスキ(声)
ジェームズ・コバーン ヘンリー・ジェイ・ウォーターヌース(声)
スティーヴ・ブシェーミ ランドール・ボッグス(声)
ジェニファー・ティリー セリア(声)

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

ディズニー作品。公開前から、ユニークで愛らしいキャラクターが脚光を浴びた3Dコンピューター・アニメーション。スタッフは、本作品が監督デビューのベテランアニメーター、ピート・ドクター。製作総指揮は「トイ・ストーリー」の監督として、世界中のクリエーターの頂点に立つジョン・ラセターとアンドリュー・スタントン。声の出演にジョン・グッドマン、ビリー・クリスタル、ジェームズ・コバーンなど、実力派俳優が総集結。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

モンスター・シティ最大の会社「モンスターズ株式会社」は、世界中の子供達の悲鳴を集め、それをモンスター・シティのエネルギー源として町中に供給している。この会社のトップエリートが、悲鳴獲得ポイントNo.1のサリー(声:ジョン・グッドマン)。相棒のマイク(声:ビリー・クリスタル)と、日々の厳しい訓練の成果を発揮して、人間の子供を夜な夜な怯えさせている。だが、そんな彼らの弱点は人間の子供。人間の子供は有害と信じられており、人間界の物は靴下一枚であっても、モンスター・シティに持ち込むことは禁止されている。ところがある日、一人の人間の女の子が紛れ込んだのだ。当局に知れたら自分たちも隔離されてしまうサリーとマイクは、こっそり女の子を人間界に戻そうと奮闘。女の子は彼らになつき、サリーもまた女の子をブーと呼びいつしか愛情を抱く。その頃、悲鳴獲得ポイントNo.2のランドール・ボッグス(声:スティーブ・ブシューミ)が、モンスターズ・インクの乗っ取りを画策していた。ブーを守りながらランドールと戦った二人は、ブーを無事に人間界に返すことができ、そしてランドールをモンスターズ・インクから追放することができた。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2002年3月下旬号

劇場公開映画批評:モンスターズ・インク

2002年3月上旬号

特集 「モンスターズ・インク」:作品評

特集 「モンスターズ・インク」:ボイス・キャストは語る

特集 「モンスターズ・インク」:アカデミー賞新設部門『長編アニメーション賞』のゆくえ

2024/08/09

2024/08/09

90点

テレビ/無料放送/テレビ朝日 
吹替


また会いたい!

シンプルなテーマとストーリーだからこその、力強い面白さと可愛さ溢れる作品でした。
この2人にまた会いたいと思わせてくれます。

2002/04/19

2024/01/04

68点

映画館/千葉県/ワーナー・マイカル・シネマズ市川妙典 
字幕


心に染みる

ネタバレ

想像よりず〜っと良かった。

私はフルCGに苦手意識があったのだが、
意外と気持ち悪くなくて、キャラクターが可愛くみえた。

こういう基本的なおとぎ話もいいもんです。
心に染みる。


[2002.04_鑑賞記録より転載]

2011/05/03

2023/04/18

75点

レンタル 
字幕


モンスターズ・インク

ピクサーのアニメは友情がテーマでジーンとするものが多い。
はるか昔の友情に思いをはせる大人たちに人気があるのはよくわかる。

2023/01/31

2023/02/12

91点

購入/ブルーレイ 
字幕


面白いものはいつ見ても面白い

子供の笑い声がパワーって最高だよね

2022/08/10

2022/08/10

75点

テレビ/無料放送/日本テレビ 


サリーとブーの友情が良かった。

2002/05/02

2022/08/04

65点

映画館 
字幕


大人の発想で作られたお子様用アニメ

 アニメCGの名作「トイ・ストーリー」を生んだディズニー=ピクサーアニメーションスタジオの最新作です。今度の主人公はオモチャならぬモンスターです。彼らは子供部屋のクローゼットの中に潜んでいて、毎夜子供たちを驚かすんですって! でも、モンスターってそもそも何だっけ? モンスターという概念に乏しい日本の私達にとっては、今ひとつピンと来ないものがあるのですが・・・。

 モンスターたちが住むモンスター・シティー最大の企業、モンスターズ・インクは、「人間の子供たちの悲鳴」を集め、モンスター・シティーにエネルギーを供給することが仕事でした。彼らは世界中の子供部屋に通じるクローゼットのドアから侵入し、寝ている子供たちを脅かすのでした。

 「トンネルの向こうは不思議の町でした」とは、宮崎アニメ「千と千尋の神隠し」ですが、今回は「扉の向こうはモンスターの世界でした」ってことになるのでしょうか? そうそう、ドアと言えば「ドラえもん」の「どこでもドア」を思い出しますよね。そういうわけで、日本アニメになじんだ目から見るとこの作品、発想にあまり新味が感じられないのです。でも、このことは作り手も十分に意識しているらしく、ところどころに日本情緒を盛り込むサービスを忘れてはいません。

 モンスターたちは実際に子供たちに描いてもらった絵を元にデザインしたそうです。なるほど、どれもオモチャみたいに可愛くて愛嬌があり、造形的には確かに子供向きに出来ています。でも、株式会社だとかエネルギー供給だとか、仕事の成績を競い合うとかの発想は明らかに大人のそれなのです。実に幼稚な(と言ったら失礼か?)デザインに対し、人間の大人社会そのまんまのモンスター世界の枠組みがなんだかしっくり来ません。

 一方、映像技術は一段と向上しており、見ているうちにこれが全てCGだなんてまるで忘れてしまいました。特に主人公の毛むくじゃらモンスター、サリーの毛並みの動きとか質感はまるで実写のようです。また、彼らの目や口元の微妙な動きは生身の俳優の演技に少しも引けを取りません。ただ、モンスターの表情が活き活きと描かれているのに対し、モンスター世界に迷い込んだ生身の子供の表情に今ひとつ不自然さを感じてしまったのも事実。架空の生き物と生身の人間の区別をCGで見せるのは、なかなか大変な仕事のようですね。

 人間を脅かすのが仕事のはずのモンスターが、モンスター世界に迷い込んでしまった子供に愛情を感じてしまうという、いかにもアメリカらしいヒューマニズムがホロリとさせます。見かけは化け物だけど、心は優しく力持ちなのですね。でも、いくら優しくても子供を脅かすことをやめてしまってはモンスターの意味がなくなっちゃうのでは? そう言う意味でこの結末は安易に流れすぎた感があり、ちょっと興ざめです。

(2002/5/2 記)