ストーリー的には端的に言うと社会主義的な世界で生きる無感情の主人公が徐々に感情を取り戻し、最後には革命を起こすのだが、ストーリーは一本道で特に斬新さはない。デザインもセットも何から何まで、兎に角無駄を剥ぎ落としすぎて、スタイリッシュと言えばスタイリッシュなのだが、地味だ。
しかし地味な作品だが、作中で銃を組み合わせた武術という設定のガン=カタこれが凄い。これがこの作品の肝であり、もしくはガン=カタを魅せたいだげの作品と言ってもいいくらいこの作品のガンアクションは、革命的なものであり、後のアクション映画のアクションシーンに多大なる影響を与えたと思う。ジョンウィックは絶対この作品の影響が強いと思う。主人公のキャラクター性もかなり似ている感じがするし、主人公が犬好きなのは個人的な見解だがこの作品へのオマージュの様な気がする。