◎ 3度目の鑑賞。より良き未来を生まれ持った能力を用いて何度も何度も選択するお話。あっち立てればこっちが立たずで、なかなかうまくいかないが、ついに満足できる未来に至る。その代償は、幼馴染の彼女を仲良くなる前に遠ざけることだった。
◎ 最終的に2人とも都会のオフィス街で働くスマートな青年男女となってすれ違う。そのラストシーンも3つ用意され、採用されなかった2つもDVDディスクに収められている。1つは、すれ違った後、彼女の後を男がつけていく。もう1つは、すれ違う瞬間にお互いに相手に気づき談笑する。後者はかなり不自然だ。子どもの頃にちょっと顔を合わせただけの男に、女が気付くはずはないだろう。結局、一番いさぎよいすれ違うだけのラストが採用されたのだが、それで正解だったと思う。