ドラゴン・タトゥーの女(2011)

どらごんたとぅーのおんな|The Girl with the Dragon Tattoo|The Girl with the Dragon Tattoo

ドラゴン・タトゥーの女(2011)

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レビューの数

287

平均評点

77.9(1938人)

観たひと

2853

観たいひと

209

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル サスペンス・ミステリー
製作国 アメリカ
製作年 2011
公開年月日 2012/2/10
上映時間 158分
製作会社 Columbia Pictures =Metro-Goldwyn-Mayer=Scott Rudin Productions=Yellow Bird Films =Film Rites=Ground Control
配給 ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
レイティング R-15
カラー カラー/シネスコ
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
上映フォーマット 35mm
メディアタイプ フィルム
音声 ドルビーSRD/DTS/SDDS

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2009年に映画化されたスティーグ・ラーソンのベストセラー小説をデヴィッド・フィンチャー監督が再映画化。40年前の少女失踪事件の謎を、敏腕ジャーナリストと高い資料収集能力を持つ龍の刺青の女が追う。主演は「カウボーイ&エイリアン」のダニエル・クレイグ、「ソーシャル・ネットワーク」のルーニー・マーラ。日本初公開の際、ぼかし処理されていた2箇所のシーンでの処理を除いた無修正R18+バージョンが、2012年3月10日より6日間限定でTOHOシネマズ 六本木ヒルズ1館のみで上映された。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

スウェーデンを揺るがせた財界汚職事件の告発記事を書きながらも、名誉棄損で敗訴したミカエル・プルムクヴィスト(ダニエル・クレイグ)。意気消沈の日々を送っていた彼のもとに、ある日、スウェーデン有数の財閥ヴァンゲルの元会長ヘンリック・ヴァンゲル老人(クリストファー・プラマー)から家族史編纂の依頼が舞い込む。しかしそれは表向きで、ヘンリックの真の目的は40年前に起きた親族の娘ハリエット失踪事件の真相究明だった。40年前に一族が住む孤島から何の痕跡も残さずに消えた少女ハリエット。ヴァンゲルは彼女が一族の誰かに殺害されたと信じていた。依頼を受けて調査を開始したミカエルは、成功の裏に隠された一族の血塗られた過去に気づいたものの、手掛かりが掴めずにいた。すると、一族の弁護士から天才的な資料収集能力の持ち主として、ある人物を紹介される。リスベット・サランデル(ルーニー・マーラー)という名の、顔色が悪くガリガリにやせた女だった。小柄なリスベットは、肩口から背中にかけて、異彩を放つ龍の刺青が彫られていた。そして意外なことに、彼女はこの事件に異様な関心を示す。やがて彼女は、ハリエットの日記に記された聖書にまつわる数字が、ロシアの国境付近で未解決のままとなっている連続猟奇殺人事件と関連があることを突き止めるのだが……。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2012年6月上旬号

MOVIE at HOME お家でDVD & Blu-Layを:DVDコレクション 「ドラゴン・タトゥーの女」

2012年4月上旬号

読む、映画:「ドラゴン・タトゥーの女」

2012年2月下旬決算特別号

UPCOMING 新作紹介:「ドラゴン・タトゥーの女」

2012年2月上旬特別号

「ドラゴン・タトゥーの女」:ルーニー・マーラ&ダニエル・クレイグ インタビュー フィンチャーとの仕事を語る

2024/06/24

2024/06/26

80点

VOD/Amazonプライム・ビデオ/購入/タブレット 


10年ぶりくらいに夜更かし再鑑賞

デビッドフィンチャーが監督した方のハリウッドリメイク版。
どんなのだったっけと寝る前に再生したら止まらなくなり、新聞屋さんバイクで来る音が聞こえた頃観終わった。
そして、1回目の感想文を読んでみた。
10年前と同じことを思っていることに微笑む私。リスベット…雑さが酷いのに可愛いって!
この話、まだまだ知らないことが隠れているけどもなんかスカッとする。
言葉より信用できるもの。
言葉より信頼できるもの。

2024/05/07

2024/05/07

74点

選択しない 

デビッド・フィンチャー監督のスタイリッシュな映像表現が、北欧のダークなミステリーにマッチして格好いい。

スティーグ・ラーソンの世界的ベストセラーを映画化したスウェーデン映画「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」(2009)を、「セブン」「ソーシャル・ネットワーク」のデビッド・フィンチャー監督がハリウッドリメイクしたミステリーサスペンス。
スウェーデンを揺るがせた財界汚職事件の告発記事を書きながら名誉毀損裁判で敗訴した経済誌「ミレニアム」の発行責任者で経済ジャーナリストのミカエル(ダニエル・クレイグ)は意気消沈の日々を送っていた。
ある日、彼のもとにスウェーデン有数の財閥ヴァンゲルの元会長ヘンリック・ヴァンゲル老人から家族史編纂の依頼が舞い込む。
しかし、実はヘンリックの真の目的は40年前に起きた親族の娘ハリエット失踪事件の真相究明だった。
ヘンリックはハリエットが一族の誰かに殺害されたと信じていた。40年前に一族が住む孤島から何の痕跡も残さず消えた16歳の少女。
成功の陰に隠された一族の血塗られた過去に気づくものの手がかりを掴めないミカエルは、一族の弁護士から天才的な資料収集能力の持ち主であるとして、ある人物を紹介される。
リスベット(23)という名の、拒食症患者のようにがりがりに痩せた女(ルーニー・マーラ)…。この小柄な女の肩口から背中にかけて彫られた「龍の刺青(ドラゴン・タトゥー)」が異彩を放っていた。
意外なことにリスベットはこの事件に異様な関心を示す。そして彼女はハリエットの日記に記された聖書にまつわる数字がロシアの国境付近で未解決のままとなっている連続猟奇殺人事件と関連があることを突き止めるのだった…。

極寒の北欧を舞台に、謎めいたストーリーが展開する傑作シリーズですが、作品の要はむしろ「ドラゴン・タトゥーの女」リスベットでしょう。
ルーニー・マーラが捨て身の演技でリスベットになりきっています。その怪演だけでも、本作は半ば成功といえるのではないでしょうか。
思い切り暗い画作りといい、背筋が凍るような静謐、残酷な描写の連続といい、終始エッジの利いた映像体験でした。

2024/04/15

2024/04/15

90点

選択しない 


 謎解きの面白さを味わえる作品。ミステリーとサスペンスが緊迫感を高め、練りこまれた脚本の厚みを感じさせる。寒々とした風景もミステリアスなイメージづくりを助けている。
 話しの面白さに加え、天才ハッカー、リスベットのキャラクターは特異で、感情を表に出さないものの、強靭な精神力を窺わせる。何ものも恐れない行動力に、雑誌記者ミカエルも幾度となく助けられる。
 孤独で誰にも心を許さないかに見えるリスベットがいつしかミカエルには心を開くのには、この緊張を強いる物語の中にあっては、ぽっと小さな灯がともるような温かみを感じた。
 リスベットの心の中にも灯るかすかな喜びであったはずだが、最後にはその灯がはかなくも消えることになるとは。
 ルーニー・マーラにとって、リスベットは演じがいのある役柄だったに違いない。

2024/01/09

2024/01/12

80点

レンタル/新潟県/TSUTAYA/蔦屋書店 竹尾インター店/ブルーレイ 
字幕


ゴミ捨て場

◎ 原作のシリーズを全部読み、スウェーデン版映画シリーズもすべて観た上の3度目の鑑賞。ハリウッドでのリメイクだが、舞台までアメリカに移してしまうとナチが絡む物語が成立しなくなる。スウェーデン版映画と雰囲気まで似通う。
◎ ハリウッド版は第2作、3作が作られなかったので、リスベットがとんがったまま終わったのがよかった。ハリウッド版のオリジナルのラストが切ない。あのゴミ捨て場がどこにあるのか分かったら、ライダージャケットを拾いに行くのに。

2023/12/09

2023/12/10

100点

VOD/Amazonプライム・ビデオ/レンタル/テレビ 


キャラと見せ方が最高に良い!

登場人物の個性がとにかく際立つ!印象深い作品でした!

未解決の殺人事件の解決を依頼された主人公が、相方のスーパーハッカーと共に事件の謎を追う…という話ですが

とにかくキャラクターが良い!リスベットちゃん(相方)が素敵!
デヴィット・フィンチャー監督特有の薄暗い映像の中、登場人物の人間臭さや感情が鮮やかに表現されているのが、非常に面白い!
主人公のミカエル役を演じるのは007でお馴染みダニエル・クレイグですが、007とは全く違う、どこか頼りない男性の役を演じきっているのも魅力!

4回ほど見ましたが、毎回見終わった頃にはリスベットちゃんに憧れ『革ジャン欲しいな…』と思ってしまう程、キャラクター性が輝く映画です🎞️!

2023/11/28

2023/11/29

78点

VOD/Amazonプライム・ビデオ/購入/テレビ 
字幕


ルーニー・マーラが素晴らしい!

謎解き自体は特に驚くようなものではなく、人物描写と展開の演出が面白かったです。また、デヴィッド・フィンチャー監督が撮ると、なんてことのない風景さえも美しくなってしまうのはなぜなのでしょうか。
そして何よりも ルーニー・マーラが演じるリスベットが素晴らしかったです。だからこそ、ラストは悲し過ぎました。