ともかく、こんなケイト・ブランシェットを観ていいんだろうかぁ、という気持ちになってくる
ネタバレ
備忘メモ:
ラスト、目が泳いでいる途中でカット。印象に残るなぁ。
全体がウッディ・アレン調なので、深刻になり過ぎず、ユーモアとの程よいバランスになっている。流石だなぁ。
ともかく、こんなケイト・ブランシェットを観ていいんだろうかぁ、という気持ちになってくる。感情が極まってきた際の目の泳ぎ方、逆に切れそうになる瞬間の座った目、瞬間の幸せに泣き崩れちゃったり、理知的な言葉で傲慢な攻撃したりと、これまで見てきた彼女の作品とは全く別のキャラでの挑戦に脱帽!
どんな俳優でも、ウッディ・アレン作品では、長い台詞を早口でしゃべる感じにウッディ・アレンが見え隠れするのだが、ケイト・ブランシェットの場合、新しい彼女の境地を観た気がした(ウッディ・アレンがあまり見え隠れしない)。流石だなぁ。
精神が破綻をきたした義姉に対して、妹の夫が責める構造は「欲望という名の電車」を彷彿とさせる。でも、こっちの作品の男は最初は強がっているが、実はダメ泣き虫だったぁ。
妹の方がブスでお馬鹿さんだが、自分の置かれた状況にさらっと順応しているので、結果的に幸せそう。どうなっちゃうんだろう、お姉さん、、、