2021年4月1日に鑑賞。DVDにて。1時間22分04秒。スタンダード・黒白。MGM映画。一部、ドイツ語。
カリフォルニアのサンタリサで建築業で成功しているフランク・R・エンリー(ヴァン・ヘフリン)には妻イーディス(ジャネット・リー)と2歳の息子がいる。NYの復員軍人ジョーゼフ・パークスマン(ロバート・ライアン)かつての爆撃機の隊長フランク大尉を捜しサンタリサへ。ジョーゼフは戦争で右足を引きずって歩く。その靴音「カン、ズー、カン、ズー」がサスペンスを醸成している。フランクの過去が明らかになって行く。
名手ブル-ス・サーティーズのラストの駅の撮影が素晴らしい。この奥行を使った俯瞰の広がり。一直線上に対峙したフランクとジョーは、「真昼の決闘」である。そこに画面右奥からきた殺し屋ジョニーが乗る車が来る。ジョニーは車内からジョーを狙う。それに気づいたフランクがジョーをかばって撃たれる。逃げるジョニーの車のハンドルに取りついたフランク。車が電柱に激突し炎上しジョニーは死ぬ。車から転がったフランクも息を引き取る。