ウォーリアー

うぉーりあー|WARRIOR|WARRIOR

ウォーリアー

レビューの数

48

平均評点

82.7(310人)

観たひと

404

観たいひと

65

(C)2011 - Lionsgate Films Inc.

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル アクション / ドラマ
製作国 アメリカ
製作年 2011
公開年月日 2015/9/19
上映時間 140分
製作会社 Mimran Schur Pictures=Solaris Entertainment=Filmtribe
配給 ギャガ
レイティング
カラー カラー/シネスコ
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
上映フォーマット デジタル
メディアタイプ ビデオ 他
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

場面 ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のトム・ハーディ主演によるアクションドラマ。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

アルコール中毒の父親から逃れ、母親と家を出たトミーは14年ぶりに実家に戻る。父の指導により、学生時代はレスリングの選手として名を馳せていた彼は、総合格闘技の大イベント“スパルタ”に出場するため、父にトレーナー役を依頼する。一方、トミーの兄、ブレンダンも今は教師として働いていたが、かつては格闘家だった。しかし、娘の病気にかかる医療費のため家計は厳しく、彼に残された道は、総合格闘技の試合で金を稼ぐことだった。再び格闘技の世界へ足を踏み入れた二人は“スパルタ”の舞台で再開する。名作発掘企画「Filmarksレコメンド」第三弾として2024年10月11日(金)より1週間限定で全国上映。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2024/10/23

2024/10/24

80点

映画館/福岡県/イオンシネマ福岡 
字幕


知らぬ仏より馴染みの鬼

アル中の父親の元を母親を連れて逃げ出した弟が14年ぶりに故郷に戻り総合格闘技のトーナメントに参加、一方で高校の物理教師をしている兄は住宅ローンが滞りマイホームを手放す一歩手前、兄もまた賞金のためだけにトーナメントに参加し決勝戦で兄弟対決が実現してしまうというヒューマン・ドラマ。2011年の製作だがこのような良作が未公開だったとは意外。

スポーツを題材にした作品は多いけれど本作のように単純に生活費欲しさというモチベーションは珍しいと思う。弟の方は金うんぬんよりも海兵隊を無断除隊(味方の誤爆で仲間が全滅し自暴自棄になった)したあと居場所を求めて再びリングに戻っていた。彼がジム入門の初日に横柄なミドル級チャンピオンを瞬殺した爽快感は忘れられない。

弟が母親と家を逃げようとしたとき兄は家族より恋人(現在の妻)を選んでいた。そのことが兄弟の確執を深刻にしていた。果たして決勝戦はどちらに軍配が上がるのか?二人共事情を抱えて居ることが観客の胸にズシリと響く作劇なのでどちらにも勝たせたいと言うのが本音だった。これはまるで甲子園の高校野球の決勝戦の趣。弟が母親の姓を名乗っていた事で当初二人が兄弟だとは誰も気づいていなかったが決勝戦の直前にメディアが嗅ぎつけボルテージは最高潮になる。一つ疑問に思ったのはこのタイミングで父親が会場からタクシーで何処かに移動していたこと。行き先には触れずに兄弟対決の最中に戻ってきたのだが、おそらく教会に行ったのではないだろうか?それを何らかの理由でカットしたというのが真相だと思う。

一進一退の攻防の末に腕をキメられた弟が肩を脱臼、それでも向かってくる弟に一瞬兄は怯んでしまうが再びリングに叩きつけアイ・ラブ・ユーと口にして泣きながら絞め技を繰り出す。この直後弟がタップして試合終了。最後は弟に肩を貸して引き揚げる兄の姿を捉えてジ・エンド。会場だけでなく屋外のプレイングビューの観客らの熱気も凄まじい迫力だった。種目を総合格闘技にした点もちょうどよい粗さが醸し出されて効果的だった。

2024/10/18

2024/10/24

87点

映画館 


映画史上最高の格闘作品。

ぼろぼろになるまで闘うふたり。憎しみを隠さず、距離を縮められないふたり。その感情の深い澱のようなものを溜めに溜めて最後の最後に男と男が、兄弟が真剣勝負

大金のかかった総合格闘技大会に出場することになった二人の男は、実は兄弟だった。

アル中暴力親父へ憎悪ともいえる感情、目を合わせることさえない兄弟間の確執、戦争体験によるPTSD、妻や生徒への想い……。

鍛え抜かれた身体をぶつけ合う格闘シーンが素晴らしい。デフォルメされてはいるが殴り合い、タックル、関節技、すべてが極めてリアルに身体性を持って響く。

ぼろぼろになって関節を締め上げながら心の底に溜まっていた言葉を相手にかける。「愛している、赦してくれ」。
号泣

2024/10/14

2024/10/15

93点

映画館/千葉県/キネマ旬報シアター(旧TKPシアター柏) 
字幕


隠された名作に映画館で出会えました。

2011年のアメリカ映画。日本では劇場未公開だったが評価も高くなりソフトも販売され配信もあるとのこと。1週間限定上映がキネ旬シアターであると知り勇んで足を運んだ。
勝てば賞金500万ドルを総取り出来るスパルタの試合の迫力が半端なく、スタジアムの観客の気分になれます。兄ブレンダンの家族の事情、弟トミーの海兵隊での事件、そもそもの家庭崩壊を招いた父親パディの酒乱(この情け無い演技でアカデミー助演の評価)など物語の背景があり、だからこそ、ラストの兄弟の激闘は涙なくしては見れない。
ブレイク前のトム・ハーディであるが感情をむき出す演技とそれを抑える表情のバランスが素晴らしい。そして何より肉体改造で完璧な格闘家になっているのは凄すぎる。

本当に映画館で観れて良かったです!私の中でトップクラスの感動作として記録しました。

2022/01/15

2022/01/15

-点

レンタル/北海道/TSUTAYA/サンホームビデオ 江別店/DVD 
字幕


決勝戦と勝者まで予想通りだった

格闘少年漫画のレベルだが、なかなか重厚な造り、そもそも少年漫画がダメとは言えない。
安いファミリードラマにならないように配慮した物語り展開。
お父さん役のニックノルティがいい芝居をしていた。

2021/12/21

2021/12/21

80点

テレビ/有料放送/スターチャンネル 


息子達の死闘

アル中だった父(ニック・ノルティ)と、そこから母と二人で逃れた弟トミー(トム・ハーディ)と父と残った兄ブレンダン(ジョエル・エドガートン)の3人が織りなす格闘技の世界。
トミーはあるとき突然父親の元に帰り、総合格闘技のトレーナーを依頼する。父はもう1000日も断種していた。トミーは海兵隊で何か事情があるようだった。
一方高校の物理教師のブレンダンは娘の病気の治療費が必要で、格闘技で手軽に大金を稼ごうとしていた。
そして二人とも総合格闘技の優勝賞金500万ドルを目指して参加する。
兄弟の確執と愛情、父親と息子達の愛情と確執などがよく描かれている。トム・ハーディとジョエル・エドガートンの二人が抜群。二人とも対照的な戦い方でコマを進めていく様子は「ロッキー」よりも迫力がある。息子達が命をかけて闘う様を見る父親の気持ちはいかほどのものだっただろう。最後はみんな和解したと思う。

2021/05/31

2021/06/01

60点

VOD/Amazonプライム・ビデオ/レンタル/PC 


格闘技のシーンは確かに凄いしそれなりに感動したけど、あまりに都合良すぎて入り込めなかった。いくらなんでも無理がない?捻りがないから、結末も途中で分かってしまうし。

それぞれの物語も全部中途半端。俳優の熱演は見応えがあったのに残念。まあ、トム・ハーディがとても良かったのでその点は満足です。