マンハッタン無宿

まんはったんむしゅく|Coogan's Bluff|----

マンハッタン無宿

amazon
レビューの数

39

平均評点

63.3(179人)

観たひと

265

観たいひと

8

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル アクション
製作国 アメリカ
製作年 1968
公開年月日 1969/2/15
上映時間 0分
製作会社 ユニヴァーサル映画
配給 ユニヴァーサル
レイティング
カラー カラー
アスペクト比
上映フォーマット
メディアタイプ
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

ハーマン・ミラーのストーリーを、彼とディーン・リーズナー、ハワード・ロッドマンが脚色、「刑事マディガン」のドン・シーゲルが製作・監督したアクション。撮影はバッド・サッカリー、音楽はラロ・シフリンが担当。出演は「荒鷲の要塞」のクリント・イーストウッド、「ラスベガス強奪作戦」のリー・J・コッブ、スーザン・クラークほか。製作総指揮はリチャード・E・ライオンズ。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

アリゾナ州の保安官補クーガン(クリント・イーストウッド)は現代に生き残った原始人のような男。本能的に狩りが巧みで、彼の追跡にあっては、いかなる凶悪犯も、とても逃げきれるものではない。そのうえ、他人との協力をこばむ一匹狼だったので、上官のうけはよくない。ある日のこと、彼はニューヨークで逮捕された凶悪犯をアリゾナまで護送してくる仕事を、任されたのである。1人ニューヨークに乗り込んだが、なにせ田舎者なので勝手が分からない。ルールを無視して凶悪犯リンガーマンを引きとった。この頃知り合ったのが、ニューヨーク警察の女性犯罪者の保護係ジュリー(スーザン・クラーク)である。彼女はクーガンの野性的魅力に強くひかれるようになった。一方リンガーマンを連行して空港まできたクーガンは、待ち伏せしていた悪党一味の罠にかかり、リンガーマンを逃がしてしまった。苦しい立場に追い込まれたクーガン。彼は警察官を解雇され、一市民としてリンガーマンを追うことになった。ジュリーの協力を得て、リンガーマンの情婦リニーを追いつめ、ついにリンガーマンの居場所をつきつめた。オートバイで逃げるリンガーマン。さらにスピードを上げて追うクーガン。馬をオートバイに乗り替えたようなクーガンの追跡には、かなわない。彼は見事、市民として、凶悪犯を逮捕したのである。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

1969年3月上旬号

外国映画批評:マンハッタン無宿

1969年2月下旬号

新作グラビア:マンハッタン無宿

1969年2月上旬決算特別号

外国映画紹介:マンハッタン無宿

2024/05/26

2024/05/26

55点

テレビ/有料放送/ザ・シネマ 
字幕


ドン•シーゲル監督作品

無駄が無いので良い❗

2022/12/11

2022/12/11

-点

テレビ/無料放送/BS-TBS 
吹替


サイケデリック

ネタバレ

『何様だと思ってんだい!』『イカサマ』
リニー可愛い ショートカットお似合い
お洋服すてき オートバイ ヘリポート

2022/09/29

2022/09/30

65点

テレビ/無料放送 
吹替


ニューヨークにあらわれたカーボーイ。

ドン・シーゲル監督による、ポリスアクション・サスペンス。
🤠👢🗽・・・🚕👮‍♂️🚓・・・🗃️🥃・・・🔪🤛・・・🏍️🏍️・・・🚁👬
アリゾナの保安官助手クーガン(クリント・イーストウッド)は因縁の凶悪犯リンガーマンを引き取るためニューヨークへ向かった・・・。

(刑事物アクションとしてはいまひとつパッとしない。クーガンはマグナムを手にすることもなく、西部劇のヒーローが都会にやって来て空回りする感じ・・・。主人公は時代遅れという設定なのかもしれないが、行く先々でテキサスと半分からかわれるがその都度、アリゾナだと言い返す・・・。)
(あとは、クーガンと犯罪者リンガーマンの過去のしがらみが詳しくは描かれず・・・リンガーマンはさほど悪人ではないのかも。)

2022/05/04

2022/05/04

65点

レンタル 
字幕


48年ぶりに鑑賞する

2022年5月4日に鑑賞。DVDにて。1時間34分11秒。ビスタサイズ・カラー。ユニヴァーサル映画。

TVで観て以来、48年ぶりに鑑賞する。

アリゾナに彼女ミリー(Melodie Johnson)がいるのに、NYの婦警ジュリー(スーザン・クラーク)に猛アタックし、ヒッピー娘リニー・レーヴン(Tisha Sterling)と寝るという、正しく女好きなクリント・イーストウッドそのままじゃないか(笑)

妻2人?を含む6人の女性に8人の子供を産ませている。それ以外にも、中絶を強制されたと訴えた愛人だった女優ソンドラ・ロック以外にも何人の女がいたのでしょう。新進女優のソンドラ・ロックの女優としての将来を奪ったイーストウッドは許されません(プリ、プリ)

日本でのイーストウッド礼賛には違和感がある。「許されざる者」はアカデミー賞をとるような作品ではない。凡作です。もう、イーストウッドの映画は見ていません(笑)

リンガーマンの母親の女優Betty Field が、貫禄でイーストウッドを喰っていた。母親のアパートの階段で、酔っ払いのふりをしていた黒人刑事ヴォーレスが張り込みを台無しにされたとイーストウッドに食ってかかる。このシーン面白い。

ヒッピーとサイケデリックの時代である。インドのシタールのレコードがかかる。

イーストウッドは実際にバイクに乗っている。ブルースクリーンではない。

「ダッチ(割り勘にして)Dutch.」、「また今度(so long)」、PANAMビルの屋上からヘリコプター「New York AIRWAYS」

[疑問点]
・イーストウッドとスーザン・クラークの場面が長いので、緊張感がブツ切りになる。自分の拳銃を奪われた警官が、ラブシーンをやってる場合じゃないだろ。
・スーザン・クラークが「リニーはあなたのせいで刑務所に逆戻りした」と言うが、次のシーンでイーストウッドがリニーの部屋に行く。リニーがいる。はあ?
・ジェームズ・リンガーマンが公園?の中の立派な建物の中に隠れている。何で?バイクの追跡シーンを見せるためだが。食料を調達できないそんな場所にいるものか。
・イーストウッドに発砲したジミー・リンガーマンは弾がなくなって拳銃を捨てる。おいおい、当然、弾を買い増しているだろう。ナイフも持ってるだろう。こいつ、間抜けだ。

画面では、製作・監督:Donald Siegel、脚本:Herman Miller、Dean Riesner、Howard Rodman、原案:Herman Miller、撮影:Bud Thackery、音楽:Lalo Schifrin、挿入歌『The Pigeon-Toed Orange Peel』『Everybody』歌:The Pigeon-Toed Orange Peels、作詞:Wally Holmes、作曲:Lalo Schifrin である。

2022/03/23

2022/03/23

60点

テレビ/有料放送/スターチャンネル 


軽い

クリント・イーストウッドの作品としては軽い。ストーリーも単に囚人を護送しに来るだけ。ニューヨークの夫人刑事とのやりとりもおまけみたいなもの。ただ一つ見栄えがしたのはバイクチェイサー。ま、これも公園内を走り回るだけだけど。それに危機一髪のところで都合良く警察が登場するのもご都合主義。

2021/11/03

2021/11/03

65点

レンタル 


昔のヒーローは強権的に暴力振るっても良いのだ

昔の映画を観る楽しみといえば、そこに映し出される風景や、描写に時代を感じるというところ。

本作品は低予算映画の巨匠ドン・シーゲル監督作品だけに面白い。彼のテンポの良い演出は古びていない。だから雑な脚本でも勢いが良いんで楽しめる。

そして主役のヒーロー像は今では受け入れられないだろう。警察署内で、保護司の乳房を触る男をイキナリパンチをくらわす。悪人側とは言え、逃亡犯の居場所を白状させるために、こいつのカノジョを放り投げるなどは、いくら保護司を守るためとか、犯人逮捕のためといっても許されることじゃないというのが今の常識。

まあそういう常識は当時もあっただろうが、今よりはその意識が薄かった。
映画評論家ポーリン・ケイルのようにその暴力さを批判する者を入れば、レディファーストや犯人の人権保護優先にうっぷんがたまった人も両論あっただろう。

だが、今のように女性差別が問題になっているし、権力者の暴力も取り沙汰される今日では、このヒーロー像には、否定する人が大勢だろう。この差別的、権力者の横暴さに炎上騒ぎも起こしかねない。

だけど、いささか主人公が暴力が暴走しているなと思ったのか、最後に犯人に、たばこをやる。冒頭での犯人がたばこを欲しがっていたのに、彼の眼の前で吸っていたたばこを足で踏みにじるのだ。
この映画でやたらと煙草を吸う主人公も今では見られないところである。

ヒロインは彼女に悪いけど、いかにも低予算映画らしく華がないが、お終いの方で帽子、服、ブーツを赤一色で出てくるのが目を引く。彼女を目立たせようというのなら、そこの粋な演出はグッとでしょう。ドン・シーゲル監督の意図か、衣装係の進言なのか分かりませんけど。

田舎の警官が都会に来るという設定は深作欣二監督の「ドーベルマン刑事」にインスパイアされたかなと思ったけど、深作監督はそれに言及したコメントは知らないので、
偶然似たのかな?

でも暴力は正義のためなら良いというこの一連のクリント・イーストウッド作品を観ないと「許されざる者」や「グラントリノ」の味わいが違うだろう。これらの2作品はイーストウッド映画の予備知識がいる。そういう意味では見る必要がある。