万引き家族

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万引き家族

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レビューの数

359

平均評点

80.5(2753人)

観たひと

3737

観たいひと

222

(C)2018『万引き家族』 製作委員会

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル ヒューマン / ドラマ
製作国 日本
製作年 2018
公開年月日 2018/6/8
上映時間 120分
製作会社 フジテレビ=ギャガ=AOI Pro.(制作プロダクション:AOI Pro.)
配給 ギャガ
レイティング PG-12
カラー カラー
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
上映フォーマット
メディアタイプ
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

監督是枝裕和 
脚本是枝裕和 
製作石原隆 
依田巽 
中江康人 
プロデューサー松崎薫 
代情明彦 
田口聖 
撮影近藤龍人 
美術三ツ松けいこ 
装飾松葉明子 
音楽細野晴臣 
録音冨田和彦 
音響効果岡瀬晶彦 
照明藤井勇 
編集是枝裕和 
衣装黒澤和子 
ヘアメイク酒井夢月 
キャスティング田端利江 
アソシエイトプロデューサー大澤恵 
小竹里美 
ラインプロデューサー熊谷悠 
制作担当後藤一郎 
助監督森本晶一 

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

出演リリー・フランキー 柴田治
安藤サクラ 柴田信代
松岡茉優 柴田亜紀
池松壮亮 4番さん
城桧吏 柴田祥太
佐々木みゆ ゆり
緒形直人 柴田譲
森口瑤子 柴田葉子
山田裕貴 北条保
片山萌美 北条希
柄本明 川戸頼次
高良健吾 前園巧
池脇千鶴 宮部希衣
樹木希林 柴田初枝

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

「三度目の殺人」の是枝裕和監督長編14作目。東京の下町で、犯罪で生計を立てている貧しい一家。ある日、父・治と息子・祥太は万引きの帰り道、凍えている幼い女の子を見つけ、連れて帰る。体じゅうの傷から境遇を察した妻・信代は、家族として受け入れる。出演は、「美しい星」のリリー・フランキー、「DESTINY 鎌倉ものがたり」の安藤サクラ、「ちはやふる」シリーズの松岡茉優、「映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ」の池松壮亮、「64 ロクヨン」前後編の緒方直人、「ちょっと今から仕事やめてくる」の森口瑤子、「あゝ、荒野」前後篇の山田裕貴、「谷崎潤一郎原案/TANIZAKI TRIBUTE『富美子の足』」の片山萌美、「今夜、ロマンス劇場で」の柄本明、「彼女の人生は間違いじゃない」の高良健吾、「怒り」の池脇千鶴、「海よりもまだ深く」の樹木希林。第71回(2018年)カンヌ国際映画祭にてパルムドール受賞。2018年 第92回キネマ旬報ベスト・テン日本映画第1位、読者選出日本映画第1位、読者選出日本映画監督賞受賞。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

再開発が進む東京の下町のなか、ポツンと残された古い住宅街に暮らす一家。日雇い労働者の父・治(リリー・フランキー)と息子の祥太(城桧吏)は、生活のために“親子”ならではの連係プレーで万引きに励んでいた。その帰り、団地の廊下で凍えている幼い女の子を見つける。思わず家に連れて帰ってきた治に、妻・信代(安藤サクラ)は腹を立てるが、ゆり(佐々木みゆ)の体が傷だらけなことから境遇を察し、面倒を見ることにする。祖母・初枝(樹木希林)の年金を頼りに暮らす一家は、JK見学店でバイトをしている信代の妹・亜紀(松岡茉優)、新しい家族のゆりも加わり、貧しいながらも幸せに暮らしていたが……。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

キネマ旬報増刊 キネマ旬報NEXT Vol.26 玉森裕太「パラレルワールド・ラブストーリー」

Topics:第13回アジア・フィルム・アワード(AFA)授賞式「万引き家族」2冠ほか日本勢が大躍進

2019年3月下旬映画業界決算特別号

2018年映画業界総決算:第3章 映画界事件簿 パルム・ドール「万引き家族」が大ヒット!

2019年2月下旬 キネマ旬報ベスト・テン発表特別号

2018年 第92回 キネマ旬報ベスト・テン&個人賞:日本映画ベスト・テン

2018年 第92回 キネマ旬報ベスト・テン&個人賞:読者選出日本映画ベスト・テン

2018年8月下旬号

上半期決算特集 2018年の日本映画はどうなっているんだ!:「万引き家族」カンヌ映画祭でパルム・ドールを受賞

2018年8月上旬特別号

読者の映画評:「フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法」川久保圭子/「万引き家族」井口祐介/「心と体と」

2018年7月下旬特別号

読者の映画評:「万引き家族」三宅健士朗/「万引き家族」原田隆司/「ハッピーエンド」毛利孝子

2018年7月上旬号

REVIEW 日本映画&外国映画:「万引き家族」

2018年6月下旬号

「万引き家族」:対談 リリー・フランキー×是枝裕和[監督]

「万引き家族」:インタビュー 安藤サクラ

「万引き家族」:インタビュー 樹木希林

「万引き家族」:作品評

UPCOMING 新作紹介:「万引き家族」

2018年4月下旬号

撮影現場ルポ「万引き家族」:

2024/07/06

2024/07/06

80点

VOD/Amazonプライム・ビデオ/レンタル/テレビ 


観ている間、色んな事を考えさせられた。法を犯している以上、この家族?を肯定する事は出来ないけど、社会からはみ出した者同士、心を寄せ合いながら生きている姿には思わず感情移入してしまう。キャスティングも絶妙、特に樹木希林と安藤サクラは神がかり的。登場人物のその後をあれこれ想像してしまう終わり方もいい。子役の子のラストカットの表情がまた忘れられない。

2018年

2024/07/04

80点

映画館/福岡県 


日本は貧乏になった

 泣くための映画ではない。考えるための映画だ。泣くと気持ちはすっきりするけどモノを考えない。ニセの家族がスクリーンに生きている間、観客席の私たちは日本の社会の不自由さに身を浸す。
 日本は貧乏になった。一生懸命働いても、最低限必要な食べ物と、住むところと、着る物を確保できるとは限らない。食い物が足りなければ万引きをする。年寄りが死ねば死んでないことにして年金をもらい続ける。金がないのだから仕方がない。
 日本の家族は人が減った。パパとママと娘しかいない。マンションの箱の中で孤立し、追いつめられている。パパはママを殴り、ママは幼い娘に熱いアイロンを押しつける。弱い者がさらに弱い者をたたく。
 だからといって、ニセの家族が希望というわけではないのだ。そもそも万引きは悪いことだ。年金をだまし取るのも悪いことだ。リリーフランキーの「お父ちゃん」はママを殴ったりはしない。それでも最後には、万引きは悪いことだと骨身にしみて思い知らされる。盗んで育てた男の子に教えられる。ニセの家族はバラバラになる。娘は虐待のママの家に帰るしかない。
 救いがない。泣くこともできない。ただ悲しくなる。ウソの家族の、ウソの話を見てひどく悲しくなる。
 今日の新聞に、ジャパンクラスという雑誌の広告が載っていた。「知れば知るほど、ウラヤマシイ!ニッポン人の暮らしぶりに羨望のまなざし」。心の底からアホかと思う。
 「ニッポンスゴイ」は我々を救わない。救いがないところから始めるしかない。しかし何を。たとえばデモか。ボランティアか。選挙に行くことか。少なくとも弱い者をたたくことはするまい。世の中にあふれる弱い者を叩く言葉に加担することだけはすまい。よく分からず、楽ではなく、先の見通しも立たないけれど、まっとうなところでなんとか持ちこたえようとこの映画が言っている。

2024/01/17

2024/01/19

75点

VOD/Amazonプライム・ビデオ 


悪くない

なかなか面白かった
そんなに悲惨な結果にはならなかったし
半地下より全然いい作品

2023/08/30

2023/08/30

60点

レンタル 


子供を使うのは・・・

2023年8月30日に鑑賞。DVDにて。2時間00分05秒。ビスタサイズ。市立図書館所蔵(78作品目)。

おばあ(樹木希林)と亜紀は、なぜ同じ柴田姓なの?亜紀の両親も柴田姓である。なぜ?警官はおばあの本名は「柴田初枝」と言う。おばあと父(リリー・フランキー)の関係は?警官は、父は「榎木祥太」、母(安藤サクラ)は「田辺ゆう子」が本名だと言う。リリーはサクラの客だったという台詞がある。2人はサクラの夫を殺して埋めた。警官「裁判では正当防衛だったけどね」と言う。

まあ、おばあとリリーは実の母息子ということなんでしょう。

おばあ(樹木希林)と亜紀の関係が余りにも作り事でしょう。

皆のその後を描くなら、亜紀が実家に帰ってどうなったかも描くべきだろう。

おばあ柴田初枝(樹木希林)と柴田亜紀(松岡茉優)の関係は、亜紀の祖父の前妻がおばあである。亜紀の両親は亜紀はオーストラリアにいるとおばあに言っている。オーストラリアにはいないと知っている亜紀の両親は、家出?した亜紀がおばあの家にいることを知っているはずである。だが亜紀の母「お父さんの前の奥さん(おばあ)が、何の関係があるの」と夫(亜紀の父)に言う。いやいや、亜紀がオーストラリアにいないということは、当然亜紀の母親も知っているよ。それならば、この台詞「お父さんの前の奥さんが・・・」という言葉は出ないでしょう。亜紀の父親はおばあにカネを渡す。父「母のことは申し訳なく思ってます」おばあ「また3万円か」ということは、おばあは何回も来ているのだから、亜紀の母親のこの言葉はありえないでしょう。おばあが初めて来たのならともかく。

亜紀「おばあが一緒に暮らそうと言ってくれたからです」警官「自分の夫を奪ったあなたの家族からカネを貰っていた」亜紀「私の両親はおばあと暮らしているのを知ってたんですか?」警官「知らないと言ってます」亜紀「おばあはカネが欲しかっただけなのかな?」

おばあの年金(月6万円)、父親の現場仕事の給料、母親のクリーニング工場の給料しかない。亜紀は家にカネを入れていない。そこに「松戸のパチンコ屋で拾った」祥太や少女リンを拾わないでしょう。カネがないのに。サクラが子を産めないからでしょうか?祥太「僕を助けてくれた時も、何か盗ろうとしてたの?」

祥太「お店に並んでる商品は、まだ誰のものでもないって」翔太「僕、わざと捕まったんだ」

少女リンの両親の虐待問題は、どうなった?

絵本『スイミー ちいさなかしこいさかなのはなし』(1969・作:レオ・レオニ、翻訳:谷川俊太郎)

渥美清の「白昼堂々」(1968・監督:野村芳太郎)という万引き映画がありました。評価=70点。

2023/08/17

2023/08/17

60点

その他/lemino 


ケイト・

ブランシェットが絶賛したという安藤サクラの泣きの演技

2023/08/16

2023/08/16

24点

選択しない 


文化人気取り

画面も音も人も下品で美しくない。