流浪の月

るろうのつき|----|----

流浪の月

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レビューの数

128

平均評点

78.3(699人)

観たひと

901

観たいひと

55

(C)2022「流浪の月」製作委員会

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 2022
公開年月日 2022/5/13
上映時間 150分
製作会社 「流浪の月」製作委員会(UNO-FILMS=ギャガ=UNITED PRODUCTIONS)(企画・製作幹事・制作プロダクション:UNO-FILMS)
配給 ギャガ
レイティング 一般映画
カラー カラー/シネスコ
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
上映フォーマット デジタル
メディアタイプ ビデオ 他
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

監督李相日 
脚本李相日 
原作凪良ゆう
(「流浪の月」(東京創元社刊))
製作総指揮宇野康秀 
製作エグゼクティブ依田巽 
エグゼクティブプロデューサー小竹里美 
高橋尚子 
堀尾星矢 
製作森田篤 
プロデューサー朴木浩美 
撮影監督ホン・ギョンピョ 
美術種田陽平 
北川深幸 
装飾西尾共未 
高畠一郎 
音楽原摩利彦 
音楽プロデューサー杉田寿宏 
録音白取貢 
音響効果柴崎憲治 
照明中村裕樹 
編集今井剛 
衣裳デザイン小川久美子 
ヘアメイク豊川京子 
キャスティングディレクター元川益暢 
ラインプロデューサー山本礼二 
制作担当多賀典彬 
助監督竹田正明 
宣伝プロデューサー依田苗子 
新田晶子 
韓国コーディネーター鄭信英 

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

出演広瀬すず 家内更紗
松坂桃李 佐伯文
横浜流星 中瀬亮
多部未華子 谷あゆみ
趣里 安西佳菜子
三浦貴大 湯村店長
白鳥玉季 10歳の時の更紗
増田光桜 安西梨花
内田也哉子 佐伯音葉
柄本明 阿方

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2020年本屋大賞を受賞したベストセラー小説を、「怒り」の李相日監督が映画化。大学生の文は10歳の更紗の意を汲み彼女を部屋にあげ、そのまま一緒に暮らしていたところ、文は誘拐の罪で逮捕される。15年後、事件の烙印を背負ったままの二人は偶然再会し……。誘拐事件の被害女児として広く知られた家内更紗を広瀬すずが、事件の加害者とされた佐伯文を松坂桃李が演じる。また、「パラサイト 半地下の家族」など数々の韓国映画を撮った撮影監督ホン・ギョンピョや、「ヘイトフル・エイト」「悪人」など国内外の作品の美術を手がけてきた種田陽平が参加している。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

雨が降る夕方の公園でびしょ濡れになっていた10歳の少女・家内更紗に、傘をさしかける19歳の大学生・佐伯文(松坂桃李)。更紗は伯母に引き取られていたが、その伯母の家に帰りたがらなかった。文はそんな更紗の意を汲み、彼女を部屋にあげ、更紗はそのまま2か月過ごす。しかし二人の共同生活は突如終わりを告げ、文は更紗を誘拐したとして逮捕された。それから15年後、傷物にされた被害女児とその加害者という烙印を背負ったままの更紗(広瀬すず)と文は偶然再会。更紗のそばには婚約者の亮(横浜流星)が、一方文には看護師の谷(多部未華子)が寄り添っていた。過去から身を隠すように生きてきた更紗と文の運命は、彼らを取り巻く人々を巻き込み、大きく動き出す。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2024年7月号

読者の映画評:「そばかす」金澤正志/「流浪の月」加藤哲夫/「僕はイエス様が嫌い」藤井柚楽

2023年2月下旬 キネマ旬報ベスト・テン発表特別号

読者選出日本映画ベスト・テン:

キネマ旬報増刊 キネマ旬報NEXT Vol.42 中島健人「桜のような僕の恋人」

SPECIAL ISSUE② せつない恋について:広瀬すずと松坂桃李。 「恋」とも違う、二人だけの世界 「流浪の月」

2022年11月上旬号

MOVIE at HOME:●DVD COLLECTION 「流浪の月」

2022年6月上旬号

REVIEW 日本映画&外国映画:「流浪の月」

2022年5月上・下旬号

グラビアインタビュー 松坂桃李「流浪の月」:

UPCOMING 新作紹介:「流浪の月」

2024/07/11

2024/07/11

80点

テレビ/有料放送/WOWOW 

原作未読。白鳥玉季ちゃんの成長した姿が広瀬すずというのが何の違和感もなかった。二人とも強さと寂しさ、無力感の出し方が似ていて、上手いな~。さすがです。横浜流星もすごい。怖かった。



実際は誘拐でもなくロリコンでも無く信頼しあった二人であっても、状況でそう判断されてしまうのは現実でもそうだろう。
幸せだったはずの関係が実は支配されているだけだったりモラハラDVが明らかになったり、母娘仲良く暮らしてると思ってたのに男に夢中で簡単に娘を置き去りにしたり、みんな裏の一面を持っていて、つらかった。あ、バイト先の店長(三浦)はほんとにいい人だったよね。更紗は周りに壁を作っていたけれど、あの人みたいにほんとに心配してくれる人に気づければ、また違う人生を送る事ができたのかな。やっぱり結局文しか受け付けないのかなー。なーんかモヤモヤすんのよねー。関係が歪というか。
二人だけの世界。二人が幸せならそれでいいか・・・。

2024/07/06

2024/07/06

65点

VOD/Amazonプライム・ビデオ 


人は醜い。

李相日監督です。監督らしい映画ですね。人の醜さとか、逆に尊さとか。巧く描かれています。醜さばっかり目につきますが。旦那とか・・横浜流星だったんだ。彼女とか・・多部未華子だったんだ。その他のネット民とか。メインの2人もね。とにかく、人間って・・・という感じ。

2024/06/27

2024/06/28

60点

選択しない 


最後で台無し

幼児へのセクハラ、少女誘拐やDVなど様々な問題を含ませながら、松坂桃李と広瀬すず二人の関係が緊迫感を伴いながら描かれ興味深く鑑賞。しかし、最後に肉体的な欠陥を告白したところで物語全てがしらけてしまいました。性行為を超えた愛の方向とその展開を予想し期待していただけに私への印象はとても軽くなってしまい残念。

2024/06/04

2024/06/04

62点

VOD/NETFLIX/レンタル/テレビ 

周りはロリコン男って言ってが、そんなことはない、何か別の事情があるはず・・・文は優しい男、と思いながら見ていたがオチはなんとおちんちんが小さい病気だった。

2022/05/22

2024/05/22

98点

映画館/群馬県/MOVIX伊勢崎 


今度こそこの手を離さない

あの日、あの時、固く握り合った手は引き離されてしまったけれど
あの時に感じた手の痛み、体温の温かさは2人にしかわからない確かな絆。

ちゃんと説明できたとしても理解してもらえるわけじゃない。
今はそれがわかる。
運命が悪戯をして、私たちを再び引き合わせたのなら…

あの日、あの時、固く握り合った手を今度こそ離さずに
一緒に観たかった月を眺めよう。
安住の地なんてなくてもいい。
2人が一緒ならそこが安住の地。
何処に行ってもあの日の月は私たちを見ていてくれる………


物事の一面しか見ていないという事を教えてくれる作品が最近多くなってきているような気がします。SNSを通じて簡単に誹謗中傷が蔓延してしまうからでしょうか?
2人の出会いは確かに誘拐事案だったのかもしれない。
でもお互いの事(環境)をしっかり聞き取り調査できていたら
少なくても更紗にとってはシェルター的場所だったとわかるはず。
もちろん、文が完全なる正義の人だったわけじゃないかもしれないが
少女が加えられる性被害からの逃避という意味では充分に役割を果たしたのだから何も罰する必要はなかったはず。

その一件でついてしまったレッテルが2人に重くのしかかる。
再び出会ってしまったことで運命の歯車が回り始める。
回り始めた物語は2人がその手を固く握りしめるまでの時間がとてもつらいけれど
握れてしまえばそれで全て報われるのだろう。

幸せはその手の中にあるのだから。


もう………松坂桃李さんと横浜流星さんの演技に圧倒されっぱなし。
他の作品と全く雰囲気から違う2人。
松坂さんの生気のない、まるで幽霊のような雰囲気と
心の傷に由来するからか、女性に対しての支配欲と依存欲の塊のような流星さんの狂気が本当に凄かった。
この2人を観るだけでも価値のある作品だけれど
文と更紗の、2人だけしかいない世界という辛さと温かさを感じてほしい作品です。

とても素敵な作品でした。

2024/05/18

2024/05/18

80点

VOD/Amazonプライム・ビデオ/購入/テレビ 


素晴らしい映画です!

素晴らしい映画です。
松坂桃李の 内に秘めた複雑な感情を 爆発させるのではなく目で表現する力強い演技力と、広瀬すずの感情が高ぶれば高ぶるほど冷たく美しくなる演技力が素晴らしかったです。
画力(えぢから)も強く、複雑な内容ではありましたが、とても芯のある見応えある作品でした。