ベイビー・ブローカー(2022)

べいびーぶろーかー|브로커|BROKER

ベイビー・ブローカー(2022)

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レビューの数

146

平均評点

76.1(785人)

観たひと

1084

観たいひと

62

(C) 2022 ZIP CINEMA & CJ ENM Co., Ltd., ALL RIGHTS RESERVED

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル ドラマ
製作国 韓国
製作年 2022
公開年月日 2022/6/24
上映時間 129分
製作会社 CJ ENM(制作:ZIP CINEMA/制作協力:分福)
配給 ギャガ(提供:ギャガ=フジテレビジョン=AOI Pro.)
レイティング 一般映画
カラー カラー/ビスタ
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
上映フォーマット デジタル
メディアタイプ ビデオ 他
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

監督是枝裕和 
脚本是枝裕和 
製作総指揮ミキー・リー 
共同製作総指揮カン・ホソン 
製作イ・ユジン 
共同製作ソン・デチャン 
福間美由紀 
ユン・ヘジュン 
撮影ホン・ギョンピョ 
美術イ・モクウォン 
音楽チョン・ジェイル 
音響監修チェ・テヨン 
照明パク・ジョンウ 
編集是枝裕和 
衣裳デザインチェ・ソヨン 
メイクアップキム・ソヨン 

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

出演ソン・ガンホ サンヒョン
カン・ドンウォン ドンス
ペ・ドゥナ スジン
イ・ジウン ソヨン

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

是枝裕和初の韓国映画。“赤ちゃんポスト”に預けられた赤ん坊を連れ去る“ベイビー・ブローカー”のサンヒョンとドンス。“赤ちゃんポスト”に赤ん坊を預けた女ソヨン。サンヒョンとドンスを追う刑事のスジンとイ。“赤ちゃんポスト”が繋いだ彼らの運命は? 出演は「パラサイト 半地下の家族」のソン・ガンホ、「新感染半島 ファイナル・ステージ」のカン・ドンウォン、「空気人形」のぺ・ドゥナ。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

古びたクリーニング店を営みながら、借金に追われるサンヒョン(ソン・ガンホ)と“赤ちゃんポスト”のある施設で働く児童養護施設出身のドンス(カン・ドンウォン)。ある土砂降りの雨の夜、2人は若い女ソヨン(イ・ジウン)が“赤ちゃんポスト”に預けた赤ん坊をこっそり連れ去る。実は彼らは、“ベイビー・ブローカー”の裏稼業に手を染めていたのだ。ところが、翌日思い直したソヨンが、“赤ちゃんポスト”に戻ってくる。そこで赤ん坊がいないことに気づいたソヨンが警察に通報しようとしたため、2人はやむなく犯行を告白する。“赤ちゃんを大切に育ててくれる家族を見つけようとした”との言い訳にあきれるソヨンだったが、成り行きで彼らと一緒に養父母探しの旅に出ることに。一方、サンヒョンとドンスを検挙するために尾行を続けていた刑事のスジン(ぺ・ドゥナ)と後輩のイ刑事(イ・ジュヨン)は、決定的な証拠を掴もうと、静かに後を追うが……。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2023年2月下旬 キネマ旬報ベスト・テン発表特別号

読者選出外国映画ベスト・テン:

2022年7月上旬号

「ベイビー・ブローカー」と是枝裕和の歩む<世界>:イントロダクション

「ベイビー・ブローカー」と是枝裕和の歩む<世界>:インタビュー 是枝裕和[監督・脚本・編集]

「ベイビー・ブローカー」と是枝裕和の歩む<世界>:作品評

UPCOMING 新作紹介:「ベイビー・ブローカー」

2024/11/16

2024/11/17

65点

その他 


薄い眉毛は安くなる?

万引き家族で疑似家族の深さと限界を見せた是枝監督が、本作で同様な作品を韓国で見せることになった。
ただ1人の赤ん坊を巡り善意で満ちるエンディングにしたのは、希望の乏しい現代への慰めなのか?それとも疑似家族の延長を示すためのシンボルとしてなのか?
いずれにしても孤児院出身のドンスが引き取りに現れない母親への失望を一度子を棄てたソヨンの事情から母の事情を思いやるアプローチは大事なポイントだが説得力が弱い。
ソヨンが犯罪者の子として育てられることを避けるために養子に出すことに同意するのもわからなくはないが弱い。
最後にサンヒョンとの3年ぶりの再会の暗示を疑似家族の存続のような写真を見せながらエンディングとするが情緒的だが感動も意外性もない。
空気人形以来の人間役としてのペ・ドウナにそう言えば出ていたなとおばさんになった彼女を認めたが、この女性刑事らの捜査中に無意味な食べるシーンばかりが目立って印象は薄い。
韓国映画のシステムとソンガンホとの仕事から本作を製作したのかなと疑うほど脚本が内容が薄くて残念だった。

2024/08/11

80点

選択しない 


ぶれない是枝裕和監督!?

劇場で観て以来の鑑賞になりました。前回も思いました。本作の登場人物たちは、どの角度から見ても犯罪者である。だが彼らには彼らなりに、大義名分があるように見えてしまいました。

赤ん坊の里親を見つけるだけなら、違法ではない。でも里親から見返りとして金銭を受けとるのは人身売買に相当にする。立派な犯罪であり、重罪である。
しかしながら、人身売買のブローカーであるサンヒョン(ソン・ガンホ)とドンス(カン・ドンウォン)の存在がなかったら赤ん坊はどうなったか?そんなことを考えてしまう。
無力な赤ん坊は、一人では絶対に生きられない。ヒロインの母ソヨン(イ・ジウン)が養えないなら、誰かが手を差し伸べるしかないのである。
そう考えると、サンヒョンとドンスが必要悪であり救いの神に見えてしまう。

劇中では、ペ・ドゥナとイ・ジュヨンが演じた女性刑事が度々登場する。彼女らも赤ん坊は誰かが育てなければいけないことは分かっている。
人身売買の捜査をする刑事でありながら、サンヒョンとドンスなりの大義も理解しているようなのが妙であった。どちらかと言うと、女性刑事たちは赤ん坊を捨てた親への怒りの方が大きかったように思う。
確かに親に捨てられることは、不幸としか言えない。でも捨てられた後だけを考えると、施設に入れられるよりも裕福な里親に引き取られる方が幸せな人生を歩める確率は高くなるはずだ。

是枝裕和監督作品は、子供は大人に縋るしかないことを主張することが多い。これは万国共通であり、国が変わっても評価される映画作りをしているのだと感じた。

2024/07/01

2024/07/04

75点

テレビ/有料放送/WOWOW 
字幕


難しい問題

ブローカー主体の話かと思っていましたが、内容的には養子縁組や育児蜂起といった内容が主体でした。
題材的には、重い内容ですが、そういうふうに感じさせず、さらっと見れました。
ラストも上手くまとめた感じで、楽しめました。
流石に刑事といえど、現行犯で捕まえたいと思ってもあれはダメでしょう。

2024/06/12

2024/06/14

45点

その他 
字幕


う~ん

話題であった、是枝裕和監督作品。
図書館で借りた。
なんで韓国?日本でもいいんでは…。
韓国人の名前も顔も馴染みがなくって、時々寝てた。
ラストもわかりにく~。

2022/07/03

2024/05/22

96点

映画館/群馬県/MOVIX伊勢崎 
字幕


傘があればいい

ここに居る人みんなに傘があればいい。
土砂降りの雨の中をずぶ濡れで歩くことがないように。
半地下の家族が降りしきる雨で大変な時を過ごしていたかもしれない時に
別の家族の物語が始まろうとしている。
オープニングを観ていてそんな風に思いました。

とても不思議な道連れ。
金の為という目的があるとはいえ、その道中はなぜか優しさにあふれる。
誰かが誰かの傘になろうとする。
なりたいと思っているわけではないだろうけど、その一言が変わってくる。
その中心にいる無垢な存在。
赤ちゃんの為に皆が優しくなっていく。
いや、本来は個々に持っている優しさが溢れてくる。

その境遇を語り合う事で…
その心の傷を知っていく事で…

それは彼らを離れて追跡する刑事の心にもあふれてくる。

自分の為でしかなかった人生に
ほんの少しだけ他人の為に役に立つことがあると知ってから
お互いを認め合い
お互いを赦し合い
いつしか不思議な絆が生まれていく。
それはもう大切な家族の絆。

赤ちゃん(ウソン)の存在が皆の傘になり
皆が生きていて良いと思わせてくれる。
その中でお互いがお互いの傘になり
それぞれが支え合う事を考えるようになる。
それを描いたロードムービーの素晴らしさ。

あぁ、もう…素敵だった。

2024/04/20

2024/04/21

80点

VOD/Amazonプライム・ビデオ/レンタル/テレビ 
字幕


赤ちゃんポスト

2024年4月20日
映画 #ベイビー・ブローカー (2022年)鑑賞

#是枝裕和 監督、#ソン・ガンホ 主演
赤ちゃんポストに捨てられた赤ん坊の横流しを行っていた男たちが、我が子を手放した母親と一緒に養父母探しの旅に

#ペ・ドゥナ、#イ・ジュヨン、#IU、#キム・ソニョン と有名な方々が多数出演