ちひろさん

ちひろさん|----|----

ちひろさん

レビューの数

62

平均評点

73.0(324人)

観たひと

447

観たいひと

31

(C)2023 Asmik Ace, Inc. (C)安田弘之(秋田書店)2014

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル ヒューマン / ドラマ
製作国 日本
製作年 2023
公開年月日 2023/2/23
上映時間 131分
製作会社 Netflix=アスミック・エース(制作プロダクション:アスミック・エース=デジタル・フロンティア)
配給 アスミック・エース
レイティング PG-12
カラー カラー/ビスタ
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
上映フォーマット デジタル
メディアタイプ ビデオ 他
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

監督今泉力哉 
脚本澤井香織 
今泉力哉 
原作安田弘之 
エグゼクティブプロデューサー岡野真紀子 
佐藤菜穂美 
豊島雅郎 
プロデューサー山野晃 
中里友樹 
撮影岩永洋 
美術井上心平 
装飾遠藤善人 
音楽岸田繁 
音楽プロデューサー安井輝 
主題歌くるり
(「愛の太陽」)
録音根本飛鳥 
リレコーディングミキサー浜田洋輔 
音響効果勝亦さくら 
照明谷本幸治 
編集佐藤崇 
スタイリスト伊賀大介 
衣裳江口久美子 
ヘアメイク田中マリ子 
ヘアメイク(有村架純)宮内三千代 
カラリスト石山将弘 
キャスティング細川久美子 
ラインプロデューサー三好保洋 
制作担当多賀典彬 
助監督高土浩二 
スクリプター河野ひでみ 
VFXプロデューサー前川英章 
スーパーバイジングプロデューサー山田雅子 
フードスタイリスト飯島奈美 

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

出演有村架純 ちひろ
豊嶋花 オカジ
嶋田鉄太 マコト
van バジル
若葉竜也 谷口
佐久間由衣 ヒトミ
長澤樹 宇部千夏
市川実和子 ちひろ
鈴木慶一 浮浪者のおじさん
根岸季衣 永井
平田満 尾藤
リリー・フランキー 内海
風吹ジュン 多恵

場面 ▼ もっと見る▲ 閉じる

予告編 ▲ 閉じる▼ もっと見る

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

週刊漫画誌『Eleganceイブ』(秋田書店刊)で連載された同名の漫画を原作に、主演・有村架純&監督・今泉力哉で映画化。元風俗嬢の主人公・ちひろが、とある海辺の町の小さなお弁当屋さんで働きながら、心に傷や悩みを抱える人々と交流し、彼女の言葉や行動がそれぞれの生き方に影響を与えていく物語。とにかくマイペースで辛口の「ちひろさん」が、悩みを抱えて生きる現代の人びとに小さな生きる処方箋を与えてくれる。共演は、弁当屋の主人の妻・多恵に風吹ジュン、風俗店の元店長にリリー・ フランキーの他、若葉竜也、豊嶋花など。くるり・岸田繁が主題歌を書き下し、「かもめ食堂」「深夜食堂」などの飯島奈美がフードスタイリストを務めた。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

ちひろ(有村架純)は、風俗嬢の仕事を辞めて、今は海辺の小さな街にあるお弁当屋さんで働いている。元・風俗嬢であることを隠そうとせず、ひょうひょうと生きるちひろ。彼女は、自分のことを色目で見る若い男たちも、ホームレスのおじいさんも、子どもも動物も、誰に対しても分け隔てなく接する。そんなちひろの元に吸い寄せられるかのように、孤独を抱えている人々が集まる。厳格な家族に息苦しさを覚え、学校の友達とも隔たりを感じる女子高生・オカジ(豊嶋花)。シングルマザーの元で、母親の愛情に飢える小学生・マコト(嶋田鉄太)。父親との確執を抱え続け、過去の父子関係に苦悩する青年・谷口(若葉竜也)。ちひろは、そんな彼らとご飯を食べ、言葉をかけ、それぞれがそれぞれの孤独と向き合い前に進んで行けるよう、時に優しく、時に強く、背中を押していく。そしてちひろ自身も、幼い頃の家族との関係から、孤独を抱えたまま生きている。母親の死、勤務していた風俗店の元店長・内海(リリー・フランキー)との再会、入院している弁当屋の店長の妻・多恵(風吹ジュン)との交流……。揺れ動く日々の中、この街での出会いを通して、自らの孤独と向き合い、ちひろもまた少しずつ変わっていく。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2023年3月下旬映画業界決算特別号

REVIEW 日本映画&外国映画:「ちひろさん」

2023年3月上旬号

UPCOMING 新作紹介:「ちひろさん」

2024/11/17

2024/11/17

81点

VOD/NETFLIX 


なんか好きです。
何がとは上手く言えないけど。

風俗嬢という設定はあくまでアイコンのようなもので、その奥には、例えば認知症患者に対するプロの介護士だとか、子供に対する保育士であるとか、先生であるとか、クレーマーに対するコールセンターの人であるとか、そんな風に対人間に対してとにかくサービス精神とプロ意識が凝縮したような存在として描かれていて、あーなんかわかる気がする、ってなる。
一見蔑まれる事もあるけど、余程のサービス精神と忍耐力とコミュ力がなけりゃ勤まらない仕事で。
自分も何かしら抱えながら、他人にはちょっとお節介で明るく、自分を卑下する事なくフラットにオープンに接する彼女の存在に、なんだか見てるこちら側もちょっと救われる気持ちになる。
けどそんな当の本人も色んなものを抱えていて、ちひろも、お弁当屋の多恵も、シングルマザーのマコトとその母親も、完璧に見えるハリボテの家族で息を詰まらせているオバジも、皆親子関係が空虚で、それ故に、抱える孤独がお互いを補うように絡み合っていくのがなんだか心地よい。
孤独を抱える人に手を差し伸べるちひろは、孤独を埋めようとしているのかと思わされるがそうではない。
人の孤独には寄り添うが、自分の孤独が埋まりそうになると、また孤独を求めてふっといなくなる。何故なのか。
最後まで掴みどころがないちひろは魅力的だ。わからないものはわからなくてもいい。
そんな感じの映画。

風俗嬢としていかにもじゃない有村架純はとても良い。

2024/10/11

2024/10/11

20点

VOD/NETFLIX 


日本ロック界の長老、鈴木慶一が俳優として出ているという事で鑑賞。
慶一さんは何とホームレスの老人役。セリフ無しで役名さえ無いが、結構いい味出していた。ところが前半であっさりと死んで退場。
その後は、つまらない邦画の要素を凝縮したような話がダラダラと続く。主演の有村架純は元ソープ嬢の設定なのに、全然色気は無し。
せめて終盤の月夜の食事会まで、慶一さんを生かして欲しかった。

2024/09/25

2024/09/25

70点

VOD/NETFLIX/レンタル/テレビ 


有村架純と佐久間由衣のコンビ素敵

2024年9月25日
映画 #ちひろさん (2022年)鑑賞

海辺の町にたどりついた元風俗嬢のちひろ。弁当屋で働き始め、風俗で働いた過去を隠そうとしないあっけらかんとした性格、気取らないおしゃべりで、女子高生や小学生が引き寄せられていく

ちひろさんと友達になりたい

2024/09/13

2024/09/15

78点

レンタル/京都府/ビデオインアメリカ/ビデオインアメリカ 大徳寺店/DVD 


現在の貧困

令和の貧困とは、何かを描いた作品である。心と生活を満足できるようには、バランスが大事だと気づく事ができる映画であった。

2024/05/18

2024/05/19

70点

レンタル 


なんか良い

今泉力哉監督です。有村架純の魅力が出てますね。こういう不思議な魅力がある役柄は良いですね。高校生とのやりとりが好きです。子供にも対等な付き合いしている感じ。リリー店長や平田満店長とも同じように付き合っている感じ。

2024/05/17

2024/05/17

65点

テレビ/有料放送/WOWOW 


安定の今泉力哉クオリティだけど、今ひとつ刺さらない

なんか不思議なお話。映画は映画だけど、Netflixで全世界に配信された作品だそうで、こういうのが海外で受け入れられるのかどうか、気になるところではある。というのも、これと言って大きな事件は起こらないし、有村架純さんが演じる主人公がどうして海辺の町を離れていくのか、理解するのが難しいように思えるから。いや、別に日本人だってちひろさんの気持ちが分かる人もいるだろうし、(自分みたいに)分からない人もいるのだろうけど。自分は定住型の人間だから、主人公の気持ちはよく分からない。きっと彼女は、周りの人たちをほんの少しだけ(ものすごく、ではない)それ以前よりも幸せにして、また次のところに移っていく妖精みたいなものなのかも。何かのメタファーとして考えることも出来そう。ただ個人的な感想としては、さすが今泉力哉手堅いな、とは思えるのだけど、実のところ彼の他の作品ほどには刺さらない感じ。ちと惜しい。
出ている人は芸達者な人が多く、映像も美麗。でもいちばん目を引いたのは間違いなくバジ姐を演じるvanさんという人。こんなひとがいたのねー。これから注目していかないと。