レッドシューズ(2022)

れっどしゅーず|----|----

レッドシューズ(2022)

レビューの数

6

平均評点

59.1(30人)

観たひと

42

観たいひと

3

(C)映画レッドシューズ製作委員会

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル ヒューマン / ドラマ
製作国 日本
製作年 2022
公開年月日 2023/2/24
上映時間 121分
製作会社 映画レッドシューズ製作委員会(ミライ・ピクチャーズ・ジャパン=サーフ・エンターテイメント=SDP=アンザスインターナショナル=レアル=RKB毎日放送=コスモグループ=ASTRAX CRUISE=ドリーミュージック=西日本新聞社)(企画・制作:サーフ・エンターテイメント)
配給 SDP
レイティング 一般映画
カラー カラー/シネスコ
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
上映フォーマット デジタル
メディアタイプ ビデオ 他
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

監督雑賀俊朗 
脚本保木本真也 
上杉京子 
エグゼクティブプロデューサー神品信市 
プロデューサー藤田修 
江守徹 
Coプロデューサー小池唯一 
撮影出口朝彦 
美術岩井憲 
音楽Marina M 
音楽プロデューサー森啓 
主題歌岡本真夜
(「カナリア」(ドリーミュージック))
録音甲斐匡 
音響効果柴崎憲治 
照明金子拓矢 
編集石井康裕 
衣装松本人美 
ヘアメイク金森恵 
アソシエイトプロデューサー金澤秀一 
ラインプロデューサー竹森昌弘 
制作担当石井修之 
助監督井木義和 

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

場面 ▼ もっと見る▲ 閉じる

予告編 ▲ 閉じる▼ もっと見る

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

「カノン」の雑賀俊朗監督が、地元・北九州オールロケで完成させたヒューマンドラマ。女子ボクシングに打ち込む真名美は、娘と2人暮らし。だがある事故を起こし娘と一緒にいられなくなり、娘を取り戻すためにはファイトマネーを獲得し、生活を立て直すしかなかった。「ぐらんぶる」の朝比奈彩が映画初主演を務め、『おいしい給食』シリーズの市原隼人、「伊藤くん A to E」の佐々木希、「本気のしるし 劇場版」の森崎ウィンが脇を固める。2022年12月9日より北九州先行公開。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

娘と2人で慎ましく静かに暮らしながら、女子ボクシングに打ち込む真名美(朝比奈彩)。ある日、家庭裁判所に呼び出された真名美は、現在の経済状況が悪く貧困状態にあり、娘を義母が育てるべきだという行政の判断を受けてしまう。そんななか、正義感の強い真名美は職場で理不尽な目に遭っている同僚を庇ったことで失業し、さらに窮地に陥ってゆく。周囲の支えにより、真名美は老人介護施設での仕事を得るが、そこである事故を起こしてしまい、娘と一緒にいられない状況になってしまう。娘を取り戻すためには、ボクシングの試合に勝ってファイトマネーを獲得し、生活を立て直すしかない。真名美の最強チャンピオンへの挑戦が始まった……。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2023年3月下旬映画業界決算特別号

REVIEW 日本映画&外国映画:「レッドシューズ」

2023年3月上旬号

UPCOMING 新作紹介:「レッドシューズ」

2024/05/25

2024/05/25

50点

VOD/U-NEXT/レンタル/タブレット 


何度も躓きつつ、幼い娘への愛情を頼りに前に進むのはわかるが、、。

女子ボクシングを通してシングルマザーの姿を描いたのはわかるが、立ちはだかる苦労とボクシングに対するハングリー精神がしっかり絡み合っておらず、安易な筋運びになっているのでは。そもそも主人公真名美のボクシングに対する思いが十分描ききれていないのが残念。

2023/03/06

2023/03/07

50点

映画館/兵庫県/MOVIXあまがさき 


夾雑物が多すぎる。

ネタバレ

シングルマザーのボクサーの物語。娘の父親である夫は亡くなっていて、夫の母親からの経済的な支援はないばかりか娘の養育権を奪おうとしている。実際、娘を栄養失調にしかけたこともある貧困生活で、スーパーの仕事は正論を言って辞めさせられ、介護の仕事はセクハラ爺を殴った(過失なのだが)ことで留置場に留め置かれ、裁判所命令で養育権を義母に奪われる…

社会問題や不平等を告発したいのか、ボクシングを描きたいのか、どっちつかずなのが作品の弱点。大切な拳を骨折して、そのことを隠してチャンピオンに挑もうなどとは無茶すぎ。チャンピオンの悪役ぶりも戯画化しすぎで萎えてしまう。

「ロッキー」の影響下にある作品(「チャンプ」の女性版でもある)のようだが、モデルのシンプルさに対し、本作は夾雑物が多すぎる。

市原隼人が演ずるトレーナーは、亡き父親の代わりなのかもしれないが、私の目には、近すぎ、顔寄せすぎに見えた。

2023/03/01

2023/03/05

68点

映画館/宮城県/MOVIX仙台 


昭和か平成初期なんでしょうか

 北九州を舞台にした作品。真名美は幼いころ両親を交通事故で亡くしていた。その時の父はボクサーでタイトル戦を目前に控えていた。その後ボクサーとして才能を開花させるが結婚して引退、子供をもうけるが夫は癌で亡くなってしまう。そして今、真名美はシングルマザーのボクサーとしてリングに上がるも勝てず、わずかなファイトマネーでは生活も成り立たずアルバイトをする日々。さらには娘の養育に関して義母とあらそっていた。アルバイト先のスーパーで店長のパワハラを指摘してくびになり、次に勤めた老人介護施設では入所者のセクハラに毅然と対応したことで入所者にケガさせてしまう。その事件で勾留中に娘は義母に連れていかれてしまい裁判所からの仮命令も出てしまう。娘を取り戻すためボクシングで生活を立て直すにはチャンピオンになるしかないとタイトル戦に臨むがその前哨戦で中手骨を骨折してしまう。それを隠して練習を続けるがジムのオーナーにばれ左を中心に戦う戦略を組み立ててもらう。タイトル戦は善戦するが最終的には負けてしまう。それでも娘が駆け付け抱き合う姿を見て義母も笑って退場するのだった。
 なんかこれ今の時代なんでしょうか。お金持ちの御曹司とその親の反対を押し切って結婚し、その御曹司が癌で亡くなるまではいいとして、そこからなぜボクシングに復帰したのか、娘に雄姿を見せたいだけではいまいち弱い。スーパーでのパワハラ指摘でくびにされたんじゃ労基署などに訴えれば地位保全命令も出してもらえそうだったし、介護施設での入所者のセクハラは職員一丸となってやめさせるべきものだった。そこに警察がなぜ介入したんだろう。試合で手を骨折した時、なぜジムで相談しなかったのか。ボクシングに精通したスポーツドクターならもっと違った形でかかわってもらえてんじゃないのか。とにかくあれだけ貧乏な生活となった理由が全然伝わってこなかった。義母もそう、孫娘の経済的環境を優先するのであれば、タイトル戦に負けた嫁から再び孫娘を引き離すべきだし、母娘関係を認めるのであれば真名美のボクシング生活を応援する方向に行くべきだと思うのに微笑みを残して立ち去るというのは何とも理解しがたい。ということで脚本が現在的ではなくまるで昭和か平成初期なんじゃないかと思うぐらいでした。もしかしたらそんな時代設定だったのでしょうか。朝比奈彩はしっかり身体を作りボクサーとして恥ずかしくない身体にはなっていたようです。でもなんか試合でのフットワークがいまいちだったのがちょっと残念でした。それと朝比奈彩演じる真名美の性格設定が人を引き付けないのが一番残念でした。誰かに頼ればいいのにとずっと思ってしまいました。

2023/02/26

2023/03/02

55点

映画館/東京都/新宿ピカデリー 


これは監督のチョンボだな

ネタバレ

シングルマザーボクサーの戦いを描いたヒューマンドラマ。
ボクシング映画にほとんどハズレはないのですが、これは完全に監督がチョンボをした作品。
残念ですが、監督が役者の頑張りを打ち消した作品でした。

シングルマザーボクサーが、貧困により子供の親権を義母に奪われそうになって、というストーリー。
シングルマザーの苦悩を描きたかったと思うのですが、ちょっと落とし過ぎていないか。
子供に赤い靴を買えないだけで十分なのに、コンビニの廃棄弁当を食べさせるとか、テーマが変わりそうな感じがありました。
また、私の中では子供中心の話であって、それほどチャンピオンにこだわったような感じがしませんでした。

そして、肝心の試合がいけません。
早まわしを使ったことで、動きが瞬間移動のようになって不自然です。
アクション映画なら早まわしもわかりますが、役者が拳に人生をかけているのに、早まわしにしたらそんな人生観が伝わらない。
役者の演技を台無しにした監督が完全に悪い演出だと思います。

ボクシングジムのオーナー?の市原隼人さんがやたらいい車に乗っているのも不自然です。
本作は残念ながら、貧困シングルマザーを表面だけをなぞった作品でした。

2023/02/27

2023/02/28

55点

映画館/神奈川県/kino cinema 横浜みなとみらい 


 

2022/12/11

2023/02/27

68点

映画館/福岡県/小倉コロナシネマワールド 


予想以上にしっかりした好篇

子供と別居させられたシングルマザーが、女子ボクシングのチャンピオン戦に挑む。楽しめた佳篇。有り勝ちな恋愛話(選手とトレーナーなどとの)を排したすっきりした展開に好感がもてる。主演の朝比奈彩さん、大女優になる可能性を感じた。子役もうまい!光をうまく使った撮影に拍手。