ロッキー4 炎の友情

ろっきーふぉーほのおのゆうじょう|Rocky IV|----

ロッキー4 炎の友情

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レビューの数

57

平均評点

68.4(569人)

観たひと

901

観たいひと

20

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル アクション / アクション
製作国 アメリカ
製作年 1985
公開年月日 1986/6/7
上映時間 91分
製作会社 ウィンクラー/チャート・プロ(UA)作品
配給 UIP
レイティング
カラー カラー/ビスタ
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
上映フォーマット
メディアタイプ
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

宿敵であり親友であるファイター、アポロを絶命させたソ連の殺人マシーンドラゴに挑戦するロッキーの雄姿を描く。製作はアーウィン・ウィンクラー、ロバート・チャートフ、エグゼクティヴ・プロデューサーはジェイムズ・D・ブルベイカーとアーサー・コバニアン。監督・脚本・主演は「ロッキー3」のシルヴェスター・スタローン、撮影はビル・バトラー、音楽はヴィンス・ディコーラが担当。共演はタリア・シャイア、バート・ヤングなど。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

かつて、2度にわたり壮絶なヘビー級タイトルマッチを演じたロッキー・バルボア(シルヴェスター・スタローン)とアポロ・クリード(カール・ウェザーズ)は、リングの上では宿敵だったが、今では固い友情で結ばれていた。妻のエイドリアン(タリア・シャイア)とも結婚9年日を迎え、一粒種のロッキー・ジュニア(ロッキー・クラコフ)と幸せな日々を過ごしているロッキー。義兄のポーリー(バート・ヤング)の誕生日に、身のまわりの世話までできるロボットを贈るほど、その生活ぶりは豊かだった。一方、ソ連のアマチュア・ヘビー級ヂャンピオン、ドラゴ(ドルフ・ラングレン)が渡米したとのニュースをTVで知ったアポロは、ドラゴがロッキーと闘いたがっているのを知ると、ロッキーを訪れ、かわって自分を試合に出させてほしいと懇願する。ドラゴとアポロのエキシビジョン・マッチが決まった。ラスヴェガス、MGMホテルの特設リングで米ソ両大国の試合が盛大に行なわれた。妻ルドミラ(ブリジット・ニールセン)やコーチらのもとで最新鋭科学の粋を駆使したトレーニングを積んだ巨大な肉体をもつドラゴは、アポロを打ちのめし、アポロはリング上で絶命した。血に染まったアポロを抱きながら、ロッキーは復讐の炎に燃えた。12月25日のクリスマスにモスクワでドラゴとロッキーの試合が行なわれることになった。自殺行為だと猛反対するエイドリアンをなだめると、ロッキーはシベリアの田舎町にわたった。科学的トレーリングを積むドラゴに対して見渡す限りの雪原で自然に挑戦するかのように、走り、木を切り、荷車を引くロッキー。かつてないほどのトレーニングを積んだ後、ドラゴの待つモスクワへと向かうロッキー。米ソのみならず、全世界が注目する超満員の試合会場にはソ連の政府最高首脳陣の姿も見える。会場に入ったロッキーに、大観衆は敵意のブーイングをなげかけた。四面楚歌のリソグで、いよいよドラゴを迎えるロッキー。意外なほどのロッキーのねばりで熱戦に次ぐ熱戦が続き、観衆はいつしか、ロッキーの不屈の闘士に賛同し、ロッキーに惜しみない拍手を送った。そして、遂に最終ラウンドでロッキーはドラゴを倒すのだった。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

1986年9月下旬号

外国映画紹介:ロッキー4 炎の友情

1986年9月上旬号

外国映画批評:ロッキー4 炎の友情

1986年4月下旬号

グラビア:ロッキー4・炎の友情

特集 ロッキー4・炎の友情:評論

特集 ロッキー4・炎の友情:プロダクション・ノート

1986年3月上旬号

スペシャル・セレクション:ロッキー4

2024/07/17

63点

選択しない 


時代を感じさせる映画

アメリカ対ソ連の覇権争いをボクシングでロッキーとドラゴの代理戦争させる映画と聞いて、観る前はキナ臭さと馬鹿馬鹿しさを感じていたのだが、観ればロッキーとアポロの友情とドラゴにリング場で殺されたアポロの弔い合戦に胸熱となる。
 とにかくドラゴ役のドルフ・ラングレンのガタイが迫力満点で敵役にもってこい。科学的な練習が生み出したサイボーグといった感じ。対するロッキーは自然の中のアナログな練習で肉体作りと対象的なのが良い。
 試合は案の定の展開で、前半ドラゴに圧倒されていたロッキーの逆転勝ち。カタルシスはあるもののラストのメッセージはやり過ぎかなと思う。
 当時のM V風の編集や主題歌も含めて如何にもこの頃のムードが懐かしい。ジェームズ・ブラウンの登場も貴重。

2023/09/24

2023/09/24

-点

VOD/Amazonプライム・ビデオ/レンタル/PC 
字幕


憎悪と和解の物語

憎悪に始まり和解で終わる

2023/05/28

2023/05/29

50点

選択しない 
吹替


ちょっと単調

アメリカvsソ連の生活の違いが強調されていて、今となっては貴重な歴史風俗。

ドラゴの奥さんが短髪。Eurythmicsを思い出す。
冒頭アポロvsドラゴが開催されたのはラスベガスのMGM Grandホテル。そこにJames Brownが出てきていかにもアメリカなショー。

ソ連に見えていた雪景色は、エンドロールを見るとバンクーバーでのロケだった模様。

だけどお話が単調でちょっと。

2023/05/25

2023/05/25

70点

テレビ/無料放送/その他 


アポロのリベンジ戦ロッキーVSドラゴ

ものすごくわかりやすい作りになってて,楽しく見れました。ドラゴ対アポロはフルボッコにされてアポロはリングで亡くなってしまいロッキーが弔いとしてドラゴと戦い苦戦のすえに勝つと言うもの、

2023/04/01

2023/05/04

94点

VOD/Amazonプライム・ビデオ/購入/スマホ 
字幕


ロッキー史上最大のピンチ
永遠のライバルであり友人のアポロをリングで亡くしたロッキー
立ちはだかるのはロシアが誇る殺人マシーンドラゴ
ロッキーはロシアに乗り込み、アポロの仇を取るため死ぬほどのトレーニング、リングで互いのプライド、
目を閉じてしまうほどの熾烈な命をかけた殴り合い。
手に汗握るとはまさにこのこと。

2011/02/03

2023/03/30

70点

選択しない 


人は誰でも変ることができる

 前作で再びチャンピオンに返り咲いたロッキー・バルボア(シルヴェスター・スタローン)。又もや幸福な日々が戻り、妻エイドリアン(タリア・シャイア)の兄・ポーリー(バート・ヤング)の誕生日プレゼントにハイテク家事ロボットを贈るなどバブリイな生活をしてゐます。

 サテ、ソ連のアマチュア王者イワン・ドラゴ(ドルフ・ラングレン)が来米し、世界チャンプのロッキーとの対戦を希望します。元世界チャンピオンのアポロ・クリード(カール・ウェザース)は、挑発的なドラゴ陣営に反発し、ロッキーの前にエキシビジョンとしてドラゴと対戦する事を希望し、無謀だと反対するロッキーを説き伏せます。

 エキシビジョンマッチは、幕開けに何故かジェームズ・ブラウンが登場し熱唱、華やかに女性たちが踊る場違ひな雰囲気で開幕します。呆れたやうな顔のドラゴ一行。自信満々でリングに上るアポロでしたが、序盤こそ余裕を見せてゐましたが、ドラゴの本気のパンチを連打され、セコンドのロッキーがタオルを入やうとするもアポロは拒否、結局ダウンを繰り返し、そのまま倒れ命を落すのでした。

 改めてドラゴとの対戦を決意するロッキー。しかし相手から示された条件は、無報酬の非公式戦で、会場はソ連ですると云ふもの。ロッキーは止めるエイドリアンを振り切り、アポロのトレーナーだつたデューク(トニー・バートン)とポーリーを連れソ連入りします。何でポーリーなんか連れて行くかね。役に立ちさうにないが。

 常にKGB(?)の監視下にありながら、雄大な自然の中でトレーニングを行うロッキーに対し、ドラゴは政府前面バックアップの元、ハイテク機器なんかを駆使した訓練。やはり夫と離れられぬエイドリアンもソ連まで追つてきて合流、愈々決戦の火蓋は切られるのでした......

 ロッキーシリーズも新展開の四作目、「ロッキー4/炎の友情」であります。原題は相変らずスィンプルに「Rocky IV」ですが、邦題には余計なサブタイトルが付されてゐます。本作もスタローンが監督・脚本・主演を兼任。頂点に立つた男が、次なる戦ひを挑むにはそれ相応の理由が必要なので、毎回ロッキーに動機づけをするのが大変です。

 今回はソ連からやつて来た「シベリアの牡牛」イワン・ドラゴが相手。これまでの野獣系ではなく、無口でクールな印象ですが、そのパンチは、ロッキーの嘗てのライヷルにして現在は親友のアポロを死に追ひやる程の破壊力を秘めます。空手家ドルフ・ラングレンが好演し、自身の出世作としました。妻役を演じたブリジット・ニールセンは後にスタローンと結婚し、すぐに離婚してゐます。

 サブタイトルのやうに、アポロとの友情が根底にあるけれど、もう一つ、冷戦時代の米ソ関係を準へた設定も注目であります。この辺は米国の帝国主義的な「正義」を振りかざす、お馴染みの視点が見られて鼻白むのでした。また、ロッキーを敵視してゐた大観衆が、試合が進むにつれてロッキーに肩入れをし「ロッキーコール」まで起こるのは良く分かりません。有り得ないでせう。ロッキーの「人は誰でも変ることができる」との言葉を敷衍する為の演出でせうが。「我々は二人で殺し合つたが、2000万人が殺し合ふよりマシだ」の言葉も唐突感があります。

 それでもロッキーに甘い当方、予想通りのハピイエンドにほつとし、この心地良い予定調和を憎むものではありません。結局好きなのですねえ。ご無礼しました。