ローマの休日

ろーまのきゅうじつ|Roman Holiday|Roman Holiday

ローマの休日

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レビューの数

166

平均評点

85.6(1323人)

観たひと

2249

観たいひと

132

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル ラブロマンス / ドラマ
製作国 アメリカ
製作年 1953
公開年月日 1954/4/27
上映時間 118分
製作会社 パラマウント映画
配給 パラマウント映画会社
レイティング 一般映画
カラー モノクロ/スタンダ-ド
アスペクト比 スタンダード(1:1.37)
上映フォーマット 35mm
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

出演グレゴリー・ペック Joe_Bradley
オードリー・ヘップバーン Princess_Anne
エディ・アルバート Irving_Radovitch
ハートリー・パワー Mr.Hennessy
ハーコート・ウィリアムス Ambassador
マーガレット・ローリングス Countess_Vereberg
チュリオ・カルミナチ General_Provno
パオロ・カルリーニ Major_Delani(The Baker)
Claudio Ermelli Giovanni
Paola Borboni Charwoman
アルフッド・リッツォ Taxicab_Driver
Laura Solari Hennessy's_Secretary
Gorella Gori Shoe_Seller

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

「偽りの花園」「黄昏(1951)」のウィリアム・ワイラーがローマに出向いて製作監督した1953年作品で、王女と新聞記者の恋愛を描くコメディ。初公開時のクレジットでは、原作はアイアン・マクラレン・ハンター、脚色は原作者と「死せる恋人に捧ぐる悲歌」のジョン・ダイトンとの共同となっていたが、後年、原案・共同脚本をダルトン・トランボが担当したと明らかにされた(「製作50周年記念デジタル・ニューマスター版」のデータを参照)。「ギャングを狙う男」のフランク・プレイナーと「禁断の木の実」のアンリ・アルカンが協力して撮影監督にあたり、「アンリエットの巴里祭」のジョルジュ・オーリックが音楽を担当した。主演は「愛の決断」のグレゴリー・ペックと、初主演のこの映画でアカデミー主演女優賞を得たオードリー・ヘプバーンで、これに「黄昏(1951)」のエディ・アルバートがつきあい、以下ハートリー・パワー、ハーコート・ウィリアムス「36時間」、マーガレット・ローリングス、チュリオ・カルミナチ「悪魔の美しさ」、パオロ・カルリーニなど英伊の俳優が助演している。なお、「貴方は若すぎる」の監督ピエロ・ムゼッタが助監督としてスタッフに加っている。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

ヨーロッパの各国を親善旅行中のある小国の王女アン(オードリー・ヘプバーン)がローマを訪れたとき、重なる固苦しい日程で王女は少々神経衰弱気味だった。侍医は王女に鎮静剤をあたえたが、疲労のためかえって目が冴えて眠れなくなって、侍従がいないのをよいことに王女はひとりで街へ出て見る気になった。が、街を歩いているうちに薬がきいてきて広場のベンチで寝こんでしまった。そこへ通りかかったアメリカの新聞記者ジョー・ブラドリー(グレゴリー・ペック)は、彼女を王女とは知らず、助けおこして自分のアパートへ連れ帰った。翌朝、彼女が王女であることを知ったジョーは、これこそ特ダネ記事をものにするチャンスと思い、ローマ見物の案内役をひきうけた。アン王女はジョーの魂胆も知らず、まず床屋で髪を短く切って、1日中のびのびと遊び歩いた。ジョーの同僚のカメラマン、アーヴィングは、隠しもった小型カメラでぬけ目なく王女の行動をスナップした。一方、王女失踪で大使館は上を下への大騒ぎ、しかし、世間に公表するわけにも行かず、本国から秘密探偵をよびよせて捜査に当らせた。夜になってようやくアン王女が遊覧船の上でジョーとダンスを楽しんでいるところを発見した秘密探偵たちが、王女を連れ戻そうとすると、止めに入ったジョーと争うことに。ジョーとアン王女は河にとびこんで追手の眼を逃れることができたが、その間に、2人の胸には深い恋ごころが起っていた。河べりの闇の中で、2人は熱い接吻をかわした。だが、この恋はとうてい望みがない、ジョーはアン王女を大使館に送りとどけ、特ダネ用のメモをこなごなに引きさいた。数日後、アン王女の新聞記者会見が大使館で行われたとき、アーヴィングはあのとき撮影したフィルムをそっと王女に渡した。そして、ジョーとアン王女とは、目と目を見合わせ、無言の別れを告げあったのであった。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2010年3月下旬号

午前十時の映画祭:「ローマの休日」「昼下りの情事」

1954年5月下旬号

外国映画批評:ローマの休日

1954年4月下旬号

今年の輸入映画:「モガンボ」と「ローマの休日」の一騎討

外国映画紹介:ローマの休日

1954年4月上旬春の特別号

作品研究:ウィリアム・ワイラー作品 ローマの休日

2024/08/06

2024/08/06

60点

テレビ/無料放送/NHK BSプレミアム 
字幕


朝ドラオードリーに触発される、1953年の作品


2024/07/26

2024/07/26

90点

その他/録画BSプレミアム 
字幕


赤狩り

ネタバレ

 かなり、コメディ色の強い、でも、ちゃんとした映画だった。

 アン王女(オードリー・ヘップバーン)が、王宮を抜け出し、新聞記者のジョー(グレゴリー・ペック)達と一日だけローマの街を自由に楽しむ、という夢のような話。

 新聞記者は、身分を隠してゴシップを記事に載せようかと思っていたし、アン王女も自分の身分を隠して自由を味わおうとしてた。でも、新聞記者はゴシップを載せることはせず、王女も新聞記者とのロマンスを終わりにして仕事に戻る。

 この映画は、そういう、人間の尊厳とは何か、と問いかけた話だろう。脚本は、赤狩りで、自分の名前を出せなくなっていたダルトン・トランボ。赤狩りによって、左翼系の人間は仕事が奪われ、仲間を密告しないと彼のように投獄されていた。

 そういう彼だからこそ、人の信頼とは何かを問いかけたのでは。スキャンダルを売り物にするのか、または、それを胸に秘めておくのかという選択によって。

 また、この映画の中で、“真実の口”によって、アン王女もジョーも自分の身分を隠していることを意識して、緊迫する。ダルトン・トランボが、本当のことや、仲間の名を言わされそうになり、それを拒否して、投獄された。この脚本は、真実を言うことが危険な状況になっていた当時のことと重なっているのではないかと思った。

 なかなか凄い作品だったと思う。

2024/05/16

2024/05/17

84点

テレビ/無料放送/NHK BSプレミアム 
字幕


なかなか良かった・・・

あまりにも有名な名作なので、とっくの昔に鑑賞済みだと思っていたが、まだ観ていなかったとはなぁ・・・。いやぁ、すごい良かったねぇ。ストーリーはありきたりだったけど、役者がこれまたすごく良かった。楽しい作品でした。

2024/03/17

2024/03/17

-点

テレビ/無料放送/NHK BSプレミアム 
字幕


休日の全く予定の無い日に録画済みを鑑賞

アイスコーヒーはコールドと云うのですね。一つ勉強になりました。昨夜見た「キリング・フィールド」では何故かイタリア人が最初に解放されていました。

2023/09/26

2023/09/26

98点

VOD/U-NEXT/レンタル/PC 
字幕


映画史上に輝く不朽の名作

四半世紀ぶりぐらいにちゃんと観たけど、こんなにいい映画だとは思わなかった。懸命に生きるアン王女を懸命に演ずるオードリー・ヘップバーンにに思わずウルっときてしまいました。ラストのグレゴリー・ペックの去り際も最高にクールでカッコよかった!
唯一の欠点はエンドロールがないこと。この時代だから仕方がないのだけれども、鑑賞後の余韻に浸れないのが残念です。

2023/09/04

2023/09/06

90点

映画館/東京都 
字幕


究極だなっておもった。

ネタバレ

最初は王女という立場の彼女を利用しようと思って近づいた
でも一緒にいるうちに
彼女に純粋に惹かれ
彼女の心を守る存在になった
二人は秘密をかかえたまま絆が深くなり
ぜったいに近づけない身分だからこそ想いが強まる。

でも思いは時限があり別れの時期が来るんですよね
思いをもったまま二人は別れることになるんだけど
お互いを思いやったまま美しく去っていく

ちかづいてはならない人との恋の映画だけど
きっと大人の恋愛してる人たちなら
少なからず共感できるはず
最後はハッピーエンドではないけれど
大切な人とみるのをお勧めします

古い映画は古臭くて
いくら名作といえど、最後までみてられないかなとかおもったけど
全く古臭い感覚なく、最後まで堪能できたのもポイント。

みてよかった。
秘密をもったまま共犯者として歩み続ける二人の関係性に少しだけあこがれを抱いたし
最後の美しい去り際をこれまた、
綺麗な終わり方を考えさせられるきっかけにもなった

名作中の名作かと思います☆