怖いのは「恐ろしい」では無く、「ビジネス界の競争」である。上昇志向のテス(メラニー・グリフィス)は上司に恵まれず、4度目の配置換えでやっと頼りになりそうな上司キャサリン(シガニー・ウィーヴァー)と巡り会うが、彼女はテスのアイデアを横取りして自分の手柄にしようとしていた。
そしてキャサリンが骨折で入院中にそれを知り、行動に移す。
相棒となったのは実はキャサリンの恋人ジャック(ハリソン・フォード)だったがいつの間にか二人は愛し合うように。
仕事がうまく行きかけたときキャサリンは帰ってきて、自分の手柄にしてしまう。
怖いですねえ、恐ろしいですねえ。自分の利益のために部下を踏みつける上司なんて。アメリカ映画にはよくこういう手合いがいるが、たいていはどこかでばれてその報いを得る。この映画でもそうだけど。
実にビジネス界は生き馬の目を抜く恐ろしいところだ。