ラジオ番組の構成作家・森下昴(坂東龍汰)は付き合って3年が経つ恋人・柏原美紀(西野七瀬)との結婚を間近に控えていた。そんなある日、突然の交通事故で彼女は亡くなってしまう……。言葉にならない苦悩と悲しみで茫然自失の日々を過ごすなか、昴は母・洋子(南果歩)に促され、故郷の岐阜へと帰省する。父は昴が7歳の頃に不慮の事故で急死。それ以降、洋子は悲嘆に暮れていた。そのせいもあり、昴は母と距離を置くようになっていたが、久々に会った母は英気を取り戻していた。昂は様変わりしたその様子を見て、きっかけさえあれば人は立ち直れるのではないかと考え始める。やがて、グリーフケアの活動を行う『つきあかりの会』で自分と同じように大切な人を亡くした経験を持つ人たちと出会い、ある不思議な体験を通して、昴は美紀の死と向き合ってゆく……。