古代からの遺跡と現在とが共存しているローマ、何回も死に何回も甦ったローマ、陽気で野卑で食欲のかたまりのような民衆、彼らはローマを支配した数々の権力者、ネロ、シーザー、近くはムッソリーニのファシストの時代を生き抜いてきた。フェデリコ・フェリーニの内部のローマをドキュメンタリー・タッチで描く。スタッフは前作「サテリコン」と同じで、製作トゥリ・ヴァジーレ、監督フェデリコ・フェリーニ、原案・脚本はフェリーニとベルナルディーノ・ザッポーニ、撮影はジュゼッペ・ロトゥンノ、音楽はニーノ・ロータ、衣裳デザインはダニロ・ドナディ、編集はルッジェーロ・マストロヤンニが各々担当。出演はピーター・ゴンザレス、ブリッタ・バーンズ、ピア・デ・ドーゼス、フィオナ・フローレンス、マルネ・メイトランド、ジョヴァノリ・レナート、アンナ・マニャーニなど。