男性      女性

※各情報を公開しているユーザーの方のみ検索可能です。

NEWS

KINENOTE公式Twitter

天国の駅

  • てんごくのえき
  • Station to Heaven
  • Station to Heaven

amazon


  • 平均評点

    64.0点(103人)

  • 観たひと

    153

  • 観たいひと

    11

  • レビューの数

    24

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1984
公開年月日 1984/6/9
上映時間 133分
製作会社 東映
配給 東映
レイティング
アスペクト比
カラー/サイズ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

監督出目昌伸 
脚本早坂暁 
企画岡田裕介 
矢部恒 
和田徹 
撮影飯村雅彦 
美術中村州志 
音楽監督加藤和彦 
音楽矢野誠 
音楽プロデューサー多賀英典 
主題曲吉永小百合 
録音林鉱一 
照明小林芳雄 
編集西東清明 
助監督吉崎元 
スチール加藤光男 

キャスト

出演吉永小百合 林葉かよ
西田敏行 田川一雄
三浦友和 橋本浩一
真行寺君枝 幸子
白石加代子 福見辰江
山本緑 はる子
高月忠 佐々木(運転手)
佐川一郎 大内
高野寛 渡部
中田博久 寒川
小甲登枝恵 煙草屋のおかみ
増田順司 署長
木村修 店員
大久保正信 老医師
掛田誠 改札係
相馬剛三 司会者
荒木経惟 カメラマン
福原圭一 番頭
木田三千雄 駅員
大島博樹 職人
河合絃司 染め屋
八百原寿子 女中A
ふくしまとしえ 女中B
北野ゆり 若い女の子
須賀良 番頭A
泉福之助 番頭B
吉岡伸祥 番頭C
津奈美里ん 芸者A
白川絹子 芸者B
加藤ひさ子 芸者C
神谷智美 芸者D
五野上力 田辺刑事
亀山達也 地元の刑事A
山浦栄 地元の刑事B
清水照夫 警官A
福岡康裕 警官B
谷本小代子 女看守A
伊藤慶子 女看守B
城春樹 男看守
久遠利三 看守長
岡幸次郎 看守A
高村和栄 看守B
平井一幸 看守C
武内亨 牧師
坂田良造 医師
高橋努 検事
山田光一 同級生
村添豊徳 取調室書記
中村嘉葎雄 林葉栄三
津川雅彦 福見康治
丹波哲郎 五十沢刑事

解説

二人の夫を殺し、戦後唯一人の女死刑囚として処刑された女の半生を描く。脚本は「空海」の早坂暁、監督は「パリの哀愁」の出目昌伸、撮影は「空海」の飯村雅彦がそれぞれ担当。

あらすじ

昭和45年6月11日、東京小管拘置所内の処刑場で、一人の女がこの世に別れを告げ、天国への階段をのぼっていった。林葉かよ、47歳。--昭和30年春。結城つむぎの織女として、また美人としても評判のかよは、まだ32歳の女盛りであった。夫の栄三は傷痍軍人で、下半身マヒの障害者だった。しかも初夜を迎えないままに出征したため夜な夜な嫉妬心のかたまりとなって、かよに辛くあたった。そんな彼女に目をつけて接近したのが巡査の橋本だった。満たされぬ日々に悶々とするかよと深い仲になるのに時間はかからなかった。妻の浮気を知った栄三は狂ったように折檻し、思いあまったかよは夫を毒殺。しかし警察はズサンな調べで脳内出血による死亡として処理した。栄三の死後、警察を辞めた橋本はかよの世話で東京の大学へ通わせてもらうようになった。そんなある日、橋本は東京から幸子という女を連れて帰って来た。橋本は、かよとの噂を打ち消すために、幸子と仮の夫婦になるのだと言い訳をするのだが、かよと幸子二人の女は、橋本に騙されていたことを知り手切金を渡して縁を切った。同じ男に騙された妙な連帯意識で姉妹のように仲良くなった二人は、綿谷温泉郷にたどりつき、かよは土産物店を開き、幸子は芸者として、人生の再スタートを切った。そして、結城の頃から、かよに想いを寄せていた通称ターボという知的障害の一雄も、いつのまにかこの地に住みついていた。大和閣の主人・福見は、かよに惹かれ、何かと援助を申し出ていた。ダニのような橋本が現われ、かよに金をせびりに来た時も、福見は手切金として300万円を渡して追い返した。しかし、福見には精神病院に入院している妻・辰江がいる。そこで、ターボのかよに対する気持ちを利用して、かよに危害がかかるとそそのかし、辰江を殺害させた。邪魔者はいなくなった。福見とかよは晴れて結婚し、幸子も芸者を辞めて大和閣に落ち着いた。ところが、300万円を費い果たした橋本が再び舞い戻って来た。幸子は、やっと幸福をつかんだ自分とかよを、不幸におとしいれようとする橋本が許せなかった。殺すしかない。そう決心した幸子は、登山列車から橋本をつき落とそうとするが、逆に谷底につき落とされてしまった。最愛の幸子を失なったかよは復讐のために橋本と会おうとするが、福見は許さなかった。かよは福見に過去の夫殺しを告白、生きた屍のように無気力となってしまった。一方福見も、先妻殺しをそそのかしたターボの存在が邪魔になり殺そうとする。しかしターボの抵抗にあい、かよに手助けを求めたが、かよは逆に福見を殺してしまった。かよは初めて自分を最も愛してくれていたのはターボであることを知ったのだ。二人は死ぬ覚悟で逃走した。駅へたどり着いた時、結城の事件以来、かよを追っていた五十沢刑事ほか警察官が待ちかまえていた。

関連するキネマ旬報の記事

1984年7月下旬号

日本映画批評:天国の駅

日本映画紹介:天国の駅

1984年6月下旬号

グラビア:天国の駅

特集 天国の駅 出目昌伸監督作品:吉永小百合 インタビュー

特集 天国の駅 出目昌伸監督作品:評論