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瀬降り物語

  • せぶりものがたり
  • The Seburi Story
  • The Seburi Story

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  • 平均評点

    66.6点(47人)

  • 観たひと

    65

  • 観たいひと

    8

  • レビューの数

    5

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1985
公開年月日 1985/5/11
上映時間 125分
製作会社 東映
配給 東映
レイティング 一般映画
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー/ビスタ
メディアタイプ フィルム
音声
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督中島貞夫 
脚本中島貞夫 
企画本田達男 
佐藤雅夫 
企画協力三角寛 
三浦大四郎 
撮影南文憲 
美術真鍋敏之 
音楽速水清司 
井上堯之 
音楽コーディネーター萩原健一 
録音栗山日出登 
照明加藤平作 
編集玉木濬夫 
助監督藤原敏之 
スチール高瀬喜義 

キャスト

出演萩原健一 木下一
藤田弓子 クニ
河野美地子 ヒデ
内藤剛志 カズオ
早乙女愛 ハナ
斉藤喜之 木下太
殿山泰司 亀蔵
岡本麗 トメ
内田朝雄 アユタチ
室田日出男 クズシリ一
野口貴史 クズコ一
志茂山高也 エラギの一
市川好朗 今助
木下通博 与助
タンクロー 吉次
丸平峰子 キク
小倉一郎 駐在の巡査
小林稔侍 陸軍大尉
高月忠 ケンジ
北野ゆり ハル子
原田泉 村の吏員
北村英三 ジローの父親
賀田ゆう子 夏江
林家珍平 スター
永島暎子 ミツ
光石研 ジロー

解説

かつて関東以西の地方に多くいた、一般社会の人々と隔絶して山野を漂泊いながら生活を送る山の民の姿を描いた作品。脚本・監督は「序の舞」の中島貞夫、撮影は「ふるさと」の南文憲がそれぞれ担当。

あらすじ

山野の漂泊う山の民の一族で、群子の親分と呼ばれる木下一と一人息子の太が、亀蔵とクニの一家が住む川原の瀬降りを訪れた時には、山はもうすっかり色づいていた。ヤゾーが来たのは二人の息子カズオがハナという娘を嫁に迎えたためで、その仲立ちをするのであった。二人の祝言は古式にのっとり行なわれ、二人は山の民の掟に従って翌朝、新天地へ向かって旅立った。ヤゾーは一年前に妻を亡くしており独り身であった。クニはそんなヤゾーに、カズオの妹ヒデをさかんにすすめるがヤゾーはとりあわなかった。冬--。兄が去り、ヤゾー親子が去ったヒデは何となく寂しい気分でいた。そんなある日、亀蔵が死んだ。葬儀には各地から一族の仲間が集まったが、何故かカズオとハナの姿がなかった。その頃、カズオはある村で巡査に捕まっていたのだ。窃盗と兵役忌避の疑いで取り調べを受けていたカズオをやっとのことで助けだしたハナは、巡査にサーベルでさされ、二人はどうにか瀬降りに戻ってきた。事の仔細をきいたヤゾーは二人を永久に逃すことを決意する。夏--。ヒデは修理した箕を村へ届けに行き、ジローという若者と知り合う。二人はその後も密会をかさねるが、これが原因となり、村人との間がギクシャクしてくる。久しぶりに仕事を手伝いに来たヤゾーは、掟を破ったヒデを首だけだして土中に埋める。そんなヒデを不憫に思ったクニはジローに会いに行くが逆に村人に追われ殺害されてしまった。ジローは村人がしたこととはいえ、深く責任を感じ、全てを捨ててヒデと暮す決心をする。そしてヒデのためなら命を賭けるという言葉を聞いたヤゾーは、ジローの片眼を山刀でつぶすのであった。やがて、瀬降りを背負ったヤゾー親子、ヒデ、ジローの四人が山の渓谷をのぼって行く姿があった。

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