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塀の中の懲りない面々

  • へいのなかのこりないめんめん
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  • 平均評点

    60.2点(73人)

  • 観たひと

    121

  • 観たいひと

    4

  • レビューの数

    10

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1987
公開年月日 1987/8/15
上映時間 91分
製作会社 松竹映像=磯田事務所
配給 松竹
レイティング
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー/ビスタ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

監督森崎東 
脚本鈴木則文 
梶浦政男 
原作安部譲二 
企画磯田事務所 
製作山内静夫 
磯田啓二 
プロデューサー杉崎重美 
中川滋弘 
大西悦子 
撮影坂本典隆 
美術重田重盛 
音楽佐藤勝 
主題曲一世風靡SEPIA 
録音原田真一 
照明八亀実 
編集太田和夫 
助監督梶浦政男 
スチール金田正 

キャスト

出演藤竜也 安部直也
植木等 ドク・西畑
柳葉敏郎 城山勉
森山潤久 飯田三郎
上杉祥三 松沢英司
糸井重里 北川
江夏豊 蛇哲
川谷拓三 山崎明
なべおさみ 岩崎源吉
ケーシー高峰 上州河童
浦田賢一 宇都宮
汐路章 石井
ストロング金剛 すずめ
江戸家猫八 鉄っつぁん
花澤徳衛 小山忠造
丹阿弥谷津子 安部春代
安部譲二 水田順一
山城新伍 熊井(鬼熊)
小柳ルミ子 風見待子

解説

刑務所を舞台に、一筋縄ではいかない懲役たちの日常を描く。安部譲二原作の同名自伝的小説の映画化で、脚本は「大奥十八景」の鈴木則文と梶浦政男の共同執筆。監督は「生きてるうちが花なのよ死んだらそれまでよ党宣言」の森崎東、撮影は「哀しい気分でジョーク」の坂本典隆がそれぞれ担当。

あらすじ

前科13犯の安部直也は恐喝罪、銃刀法違反で懲役3年3カ月の刑を受けて服役中。受刑者たちには窃盗前科21犯で、国公立の場所でしか仕事をしない老懲の忠さんこと小山忠造、紙喰いのメエこと山崎明、看守たちにチクる岩崎源吉、色白の二枚目、松沢英二、脱獄の日に備えて毎日ランニングをする革命の闘士、城山勉などかいた。直也の名は“塀の中の文豪”として刑務所の隅々にまで知れ渡っていて、懲役たちにとどまらず看守からもいち目置かれている。ある日、安部は工場での労働で新入りのサブこと飯田三郎と再会した。彼は土産に持ち込んだシャブを安部に渡すが源吉にチクられ、入所したその日から軽塀禁になってしまった。定年間近の看守の鉄っつぁんが、ドク・西畑に腰痛を診てもらいにやって来た。ドクは医師法違反、前科15犯のニセ医者だが、皆の医療を診て重宝がられている。人情家として親しまれている鉄っつぁんと対称的なのが看守長の鬼熊で、彼は何かにつけて安部を目の仇にし挑発する。一方シャバでは、安部の別れた妻、風見待子が経営する赤坂のクラブ“カサブランカ”で、安部の母、春代が安部からの手紙を読んでいた。離婚の原因は安部の浮気だったが、ふたりは別れた今も愛し合っている。それをいいことに安部は図々しくも、面会許可申請の親族申告書には風見待子・叔母としているのだ。針を入手したことが発端で独居房(懲罰房)に入れられた安部は、隣にかつて小菅刑務所で一緒だったオカマの上州河童が入っているのを知る。彼は相思相愛の大学生に逃げられ、恐喝したのだった。冬になり、出所していたメエが戻って来た。安部に教わった新種の仕事が失敗したのだ。それは金融会社を依頼人と訪ねて、社員が借用書を出すと同事にメエがそれを食べてしまいズラかるというものだったか、下剤を飲まされてしまったのだ。それから間もなく、忠さんが重病になり否々医療刑務所に送られた。春、安部は出所するドクに待子に会って「待っていてくれるか」との伝言を托した。5月5日、宣言していた通り、城山が仲間の手助けによって房を出て行った。安部は一緒に来ないかと誘われるが断る。そして、鬼熊を殴って保安課長の北川に諭されて懲罰房に入る彼に、両親が久しぶりに面会に来た。面会室を出た彼のもとにドクが嬉しい知らせを持って再び入所して来る。

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