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博多っ子純情

  • はかたっこじゅんじょう
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  • 平均評点

    67.7点(60人)

  • 観たひと

    101

  • 観たいひと

    11

  • レビューの数

    10

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1978
公開年月日 1978/12/2
上映時間 94分
製作会社 エル・アイ・エルKK
配給 松竹
レイティング 一般映画
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー/ビスタ
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督曽根中生 
脚本石森史郎 
長谷川法世 
原作長谷川法世 
企画石森史郎 
田口公也 
製作土肥静加 
制作補真川敏夫 
撮影森勝 
美術斎藤嘉男 
音楽服部克久 
録音建部日出夫 
橋本文雄 
照明下村一夫 
編集山田直司 
製作進行小宮真二 
助監督新城卓 
スチール副田宏明 

キャスト

出演光石研 郷六平
小屋町英浩 阿佐道雄
横山司 黒木真澄
松本ちえこ 小柳類子
立花美英 重富青葉
赤木艮次 穴見式
小池朝雄 六平の父・五郎
春川ますみ 六平の母・スミ
上月左知子 類子の母・加代
田崎潤 武の父・武市
伊佐山ひろ子 荒井しのぶ
本間進 富田松男
長谷川法世 町内役員長谷部
佐藤蛾次郎 町内役員山内
桂米丸 博多屋
園佳也子 バーのママ千草
児島美ゆき バーのホステス
渡辺とく子 バーのホステス
野崎英則 黒岩
陶隆司 人形を依頼に来る老夫婦
春江ふかみ 人形を依頼に来る老夫婦
なぎらけんいち 銭湯の男
岡本麗 真澄の母・信江
桂歌丸 道雄の父・道造
宮下順子 道雄の母・光恵
竜虎 青葉の父・剛造
小畠絹子 青葉の母・志乃

解説

時には子供扱いされ、時には大人としての白覚を求められる年頃である男子中学生達の生活を、目ざめはじめた性、今だ知らぬ女性の神秘への興味などを中心に描く。長谷川法世の『漫画アクション』に連載中の同名の漫画を映画化したもので脚本は石森史郎と長谷川法世の共同執筆、監督は「女高生 天使のはらわた」の曽根中生、撮影は「ピンクサロン 好色五人女」の森勝がそれぞれ担当している。

あらすじ

九州博多の夏は祇園山笠ではじまる。迫山の日、六平は足を怪我した父に変って、生まれて初めて山笠をかついだ。途中、山笠の早さについて行けず、転んだところを隣に住む憧れの青葉さんに助けられるというサエない場面もあったが、とにかく山笠を担いで男になるという博多っ子の伝統を六平も守ったわけだ。六平、十五歳の夏である。六平は級友、阿佐道雄、黒木真澄と集まっては、女性の秘部について話し合っていた。ある夜、中洲のバーで飲んでいる父に、忘れた財布を届けた六平は、そこで父から初めて酒を飲まされる。その帰り道、同じクラスの小柳類子と会った。類子に手を握られてオドオドしながら歩いている六平に、高校生たちが絡んできた。類子の手前、お土産に買った西瓜を振り回して立ち向かっていると、先輩の穴見が通りかかり、六平を助けた。しかし、穴見にビッタリと寄りそっている青葉を見て、六平はガッカリである。数日後、類子と母が西瓜を持って六平の家に来た。その事については誰にも話さなかった六平は、暫くして類子を呼び出し、口 論となり、とうとう彼女は泣きだすのだった。謝る六平に類子はキスして欲しいと言い、六平は彼女の頬にキスをするのだった。六平の毎日は、床屋の娘に迫られたり、道雄の母の美しさに憧れ、青葉の弾くピアノの音に酔い、ポルノ映画に行って断わられたりといった悶々とした日々の連続である。しかし、そんな六平にも毅然とした男らしさがあり、番長の無法松でさえ一目置いていた。ある日、六平は持ち前の正義感から、万引をしている五中の生徒を咎めたことが原因で、後日袋叩きに合った。それを知って激怒した道雄と真澄は五中の生徒達に決闘状を叩きつけた。定刻、福岡城跡に行くと、何と六、七十人がチェーン、木刀を持って押し寄せて来た。更に驚いたことに、無法松が多勢の仲間を連れて助けに来た。類子が無法松に応援を頼んだのである。対峙する五中と無法松の仲間……。無法松の「ヤレ!」の合図で、福岡城跡は修羅場と化した。これは死人が出ると驚いた六平は、持って来たモデルガンをぶっ放すや、素頓狂な声で歌い出した。“祝い目出たのォ若松さまよォ…博多ではこの歌が出ると、何事も終らなければならないという風習がある。失禁しながら歌う六平。五中の番長が無法松に、「お前、いい後輩を持ってるな!みんな一緒に歌え!」。二つに分れて歌いながら全員帰っていく。一人ポツンと残っている六平に無法松が、あそこにいる女が教えてくれたんだと指さした。そこには、類子が心配そうに、六平を見つめている姿があった……。

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