幻の街サンダーロード。街中の暴走族が集まり、警察の圧力で、「愛される暴走族、になろう」ということで、グループの解散の会議が開かれていた。“魔墓狼死”のリーダー・健もその中にいた。そこへ、“魔墓狼死”の特攻隊長、仁が仲間を連れて現われ、出席者をメッタ打ちにしていった。仁は権力に屈服する暴走族に我慢がならなかったのだ。サンダーロードは仁たちの天下となった。一方、これを心よく思わないグループは報復に出た。この両者の睨み合いの中に“魔墓・狼死”のOBで、今、右翼団体のオルグ、剛が現われた。そして、仁、茂などが剛に引き取られることになった。訓練の毎日が続き、茂はしっかりした右翼青年になり、剛の愛人にもなった。しかし、根っからのハミダシ者の仁は、そんな生活も馴染めず、組織から去っていく。サンダーロードに帰って来た仁を、平和を乱されると、暴走グループが襲いかかった。仁の意識が戻ったとき、片手、片足がなかった。再びオートバイに乗れない体になった仁は、シャブ中毒の悪ガキ小太郎と指名手配中のマッドボンバーのオッサンに出会う。そして、二人の協力で仁は全身武装の殺人マシーンとして蘇る。自分をこんな体にした暴走連合軍や剛に憎悪をたぎらせ、三人の軍隊はサンダーロードに向かう。動揺する街。連合軍は右翼と結託し、仁をこの世から抹殺する謀議を図る。軍団を陣頭で指揮するのは、かっては仁の部下であり、今ではすっかり成長した茂だ。オッサンのバズーカ砲が火を吹き、戦いの火ぶたは切っておとされた。オッサン、小太郎の協力で、次々と敵を倒し、激しい戦いの末、仁は遂に連合軍を倒すのだった。